海外で働きたい日本人におすすめの資格9選

最近、日本のメディアでは「海外で出稼ぎをする人が増えている」と話題ですが、海外で働くことに関して、以下のような疑問を持つ人が多いようです。

  • 英語力や特別な資格がなければ海外就職できないでしょ?
  • 海外就職が有利になるような資格はあるのかな?

そんな疑問に答えるため、今回は海外で働きたい日本人におすすめの資格を紹介していきます!

資格の前に「日本人が海外で働く主な方法」や「海外就職におすすめの職種・仕事」について知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。

英語力や資格がないと海外就職できないのか?

クエスチョンマーク

まず、冒頭の疑問に答えます。英語力や資格がなくても海外就職はできますが、職種や仕事は限られます。

例えば以下のような仕事は、会話をする必要が少なかったり、同僚が日本人だったりするので、英語を話す機会が少ないです。資格も基本的には要りません。

英語力や資格がなくてもできる仕事の例
  • 飲食店の皿洗い
  • フルーツピッキング(体力は必要)
  • 日系のコールセンター
  • 日本食レストラン
  • ホテルなどの清掃員

一方で、以下のような場合は資格を持っていた方がいいですね。

資格があった方がいいケース
  • 職業の選択肢を広げたい
  • 採用の確率を上げたい
  • より良い待遇や給料を希望する
  • 高い専門性が求められる仕事に興味がある

海外で働きたい日本人におすすめの資格9選

それでは「海外で働くために何か資格を取りたい!」という人に、おすすめの資格を9つ紹介します。

本で顔を覆う人

資格は、日本で取得するものと、現地の学校に通ったり試験を受けて取得するものがあります。

看護師

まずは看護師の資格です。

海外で看護師として働くためには、現地の資格を取得する必要がある場合が多いです。現地の学校に通ったり試験を受けるなどして、資格を取得します。

日本ですでに関連の学位があり、看護師の経験もある場合、英語の試験だけで就職できる国もあります。

保育士

保育士も、海外で活躍する人が多い仕事の一つ。

基本的には、現地の大学や専門学校に通って、資格を取得するケースが多いです。

一部の国では、日本の学校で取得ずみの幼児教育に関する単位を、現地の単位に書き換え、現地の保育士資格取得に利用できます。

語学系の資格

語学系の資格もあると便利です。

例えば、TESOL(テソル/ティーソル)は「英語を母語としない人」に向けて英語を教えるための資格で、これを取得していれば海外で英語講師として働けます。

他にも、ドイツやフランス、中国など、公用語が英語以外の国で働きたい場合、現地語の資格が求められることが多いです。

そういった国での就職を考える場合、早期から語学の勉強をすることが重要になります。

日本語教師

日本語教師の資格は、母国語が日本語でない人に日本語を教える資格です。

以下の講座、資格試験があります。

  • 日本語教師養成講座
  • 日本語教育能力検定試験

(大学など高等教育機関で教える場合は、日本語教育の学位が求められます)

会計・経理・総務系の資格

会計・経理・総務系の資格とは、例えば以下の資格です。

会計・経理・総務系の資格の例
  • 経営学修士(MBA)
  • 米国税理士(EA)
  • 米国上級秘書資格(CAP)
  • 米国公認会計士(USCPA)
  • 国際会計検定(BATIC)

いずれも難易度が高めの資格ですが、取得することで海外就職を有利に進められ、年収・キャリアアップにもつながります。

IT系の資格(プログラミング言語)

海外でソフトウェアエンジニア、Webデザイナーなどを目指す場合、プログラミング言語の知識(厳密には資格ではありません)があると有利です。

デザイナーの場合、デザインソフト(Photoshop、Illustrator、Figmaなど)を使いこなす必要もあります。

通関士

通関士は、通関業者が通関業務を適正に行うための資格で、日本の国家資格です。

海外で同様の仕事をする場合には、現地の通関士に相当する資格を取る必要があります。

ですが、日本の通関士の資格を取得しておくことで、現地資格の取得にも役立ちます。

調理師免許

近年は、多くの先進国に日本食レストランが進出しているため、日本食が作れるシェフの求人は多いです。

よって、調理師免許を持っていると、調理スキルの証明になり、海外就職活動も有利に進められる可能性が高いです。

美容師・理容師免許

日本の美容師や理容師の技術は高く買われることが多いので、これらの資格があると、海外または日系の美容室・理容室で働くチャンスが広がります。

(職務経験があれば、資格は必須ではない国もあります)

資格と合わせて欲しい職務経験や学位

海外就職をする場合、資格だけではなく、職務経験を求められることや、その仕事に関連する学位が求められることが多いです。

大学の卒業生

条件は国や会社によっても異なるので、就職したい国の求人をチェックしてみましょう。

例えば、これは求人サイトIndeed上にあるカナダ・バンクーバーのヘアスタイリストの求人です。

「Qualifications」の欄をみると、業務に必要な資格が記載されています。

ここでは、「Hair styling」の仕事を2年経験していることや、ヘアドレッシングの学位(厳密にはCertificate)などが必須(Required)とされています。

一方で、必須ではないけれどあると良いものは、以下のツアーガイドの求人のように「Preferred」と表記されます。

この例では、Work authorization(労働許可/就労ビザ)は必須ではないとされていますね。

以上のように、資格以外にも条件がある場合がありますのでご留意ください。

資格を取って海外就職を現実のものにしよう

今回は、海外就職に役立つ資格を9つ紹介しました。

紹介した資格をすでに持っている人は、海外就職したい国や都市を探してみましょう。

本サイトの留学情報のカテゴリーに、各都市の特徴などをまとめていますので、ぜひ活用してください。

「まだ資格がないけれど、気になる資格や仕事を見つけた人」は、ぜひ資格の勉強を始め、海外で活躍するチャンスを広げてみてはいかがでしょうか?

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