【7ステップ】海外移住の方法は?一般的な手順を解説

この記事では、海外移住の方法として一般的な手順を解説します。

詳細は国により異なりますが、大枠の流れは同じなので、この7ステップを覚えておくと便利です。

海外移住の7ステップ
  1. 移住先を決める
  2. どういったビザがあるか調べる
  3. 必要な資金を見積もり用意する
  4. ビザ申請に必要な書類を準備
  5. ビザ申請を行う
  6. 航空券・滞在先・保険などの手配
  7. 各種手続きを済ませる

これから一つずつ、解説していきます!

手順1:移住先を決める

まずは、どこに移住したいのかを決めます。

移住先を選択する基準はさまざまですが、以下のような基準を元に決める人が多いです。

基準の一例

参考まで、外務省が行った2022年の調査によれば、海外在留法人数(海外に3ヶ月以上在留している日本国籍保持者)のランキングは以下のようになっています。

海外在留邦人数トップ5(2022年10月時点)
  1. アメリカ(418,842人)
  2. 中国(102,066人)
  3. オーストラリア(94,942人)
  4. タイ(78,431人)
  5. カナダ(74,362人)

移住におすすめの国・おすすめポイントは、以下の記事にまとめています。

手順2:どういったビザがあるかを調べる

移住先の国や地域によって、どういったビザが取得できるか、またその取得方法は異なります。

例えば、以下のようなビザがあります。

ビザの一例
  • 学生ビザ
  • ワーキングホリデービザ
  • 労働ビザ
  • ノマドビザ
  • 投資ビザ
  • リタイアメントビザ

移住目的や予算に合うビザをリサーチし、必要な書類や条件を確認しましょう。

ゆくゆくは、永住権申請を考えているのであれば、ビザ選びや移住計画は戦略的に行わなくてはいけません。

場合によっては、移住や留学の専門家に相談することも検討しましょう。

手順3:必要な資金を見積もり用意する

ビザと同じくらい重要なのは、資金です。

渡航前にかかる費用、現地の生活費、学費などを調べ、資金を用意しましょう。

どういったものに費用がかかるかは、以下の記事にまとめているので参考にしてください。

ただし、十分な資金を用意した上で渡航できる人は限られています

場合によっては、以下のような方法で、少ない自己資金をカバーする方法も考えておきましょう。

自己資金をカバーする方法
  • 奨学金やローン申請をする
  • 家族などに資金の支援を頼む
  • 渡航の時期を遅らせて、日本でお金を貯める
  • 現地に行ってからすぐ働けるようにする

なお、現地で働く場合は、働くためのビザが必要です。海外で働く5つの方法を紹介している、以下の記事も参考にしてくださいね。

手順4:ビザ申請に必要な書類を準備

次に、ビザ申請に必要な書類や証明書を準備します。

必要書類は、例えば以下のものがあります。

ビザ申請に必要な書類の一例
  • パスポート
  • 証明写真
  • 残高証明書
  • 犯罪経歴証明書
  • 卒業証明書
  • 職歴証明書
  • 婚姻証明書
  • 語学力を証明する書類

もちろん、申請するビザや国によって異なるので、詳しくは、移住国の大使館/領事館のウェブサイトなどをご確認ください。

手順5:ビザ申請を行う

実際にビザ申請を行います。申請方法は、以下のいずれかがあります。

  1. オンライン申請
  2. 大使館や領事館で申請

申請手続きには時間がかかる場合があるため、早め早めに動きましょう。

場合によっては、大使館や領事館に直接訪問しなくてはいけません。

住んでいる自治体に大使館や領事館がない場合もありますので、所在地や所要時間を確認しましょう。

【補足】学校に通う場合は入学申請も!

学校に通う場合は、ビザ申請の前に入学申請をします。

特に大学やコミュニティカレッジなどでは、申請を受け付けている時期が限られていることもあるのでご注意を!

学校の申請締め切りをよく確認した上で、計画を立てることをおすすめします。

手順6:航空券・滞在先・保険などの手配

航空券の手配や、渡航後の滞在先の手配保険への加入を行います。

いくつかポイント・注意点があります。

航空券

航空券により、預け入れ手荷物の規定、機内サービスの有無、キャンセル後の返金の可否、日付変更の可否などが異なります。

金額も含め、条件をよく調べた上で購入することをおすすめします。

滞在先

滞在方法には、ホームステイ、学生寮、シェアハウス、アパート、ドミトリー、民泊などがあります。

学校がホームステイや寮を手配してくれる場合もあるので、希望する場合は確認しましょう。

最初の数ヶ月は、ドミトリーや民泊などに滞在しながら、現地で家探しをする人も多いです。

保険

渡航する国・学校・申請するビザなどにより、補償期間や補償内容に指定があることもあるので、購入前にそういった条件の有無を確認しましょう。

手順7:各種手続きを済ませる

役所など公的機関で行う手続きや、携帯電話や日本の住居に関わる手続きを済ませます。

具体的には、以下のものがあります。

手続きの例
  • 海外転出届の提出
  • 国民健康保険の脱退手続き
  • マイナンバーカードの返却
  • 税金関連の手続き(住民税の支払い、所得税・消費税の確定申告など)
  • 国際運転免許証の手配
  • 日本の携帯電話の解約や休止手続き
  • 日本の賃貸の解約
  • 海外引越業者の手配(荷物を輸送する場合)

海外移住の準備は、計画的に進めよう

今回は、海外移住の方法というテーマで、一般的な海外移住の流れを紹介しました。

まとめとして、手順を再掲します。

海外移住の手順
  1. 移住先を決める
  2. どういったビザがあるか調べる
  3. 必要な資金を見積もり用意する
  4. ビザ申請に必要な書類を準備
  5. ビザ申請を行う
  6. 航空券・滞在先・保険などの手配
  7. 各種手続きを済ませる

学校の入学申請締切など期限のあるものから逆算して、計画的に進めましょう。

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