海外で働くメリット・デメリット

海外で働く多くの日本人のインタビューや北米で様々な企業で働いてきた私たち運営スタッフの経験から、海外で働く事についてのメリットやデメリットについてまとめてみました。

海外で働くメリット

広い視野が身につく

日本人以外の人と仕事をすると、仕事に対する考え方が全く異なる人に多く遭遇することになります。仕事に対して完璧主義で責任感が強い傾向にある日本人にとっては、思いもしなかった価値観を持つ人もいます。
そうした多様な価値観の中では、まずは違いを理解し、相手の考え方を聞いて、それを尊重することが重要です。そうするといままでとは違った考え方、物事の見方を知ることになり、より客観的で広い視野を得られます。

問題解決力・危機対応力が上がる

海外では日本のように物事がスムーズには進みません。期待したサービスが受けられなかったり、期待した仕事がされなかったりすることも多いので、スケジュールが遅れたり、トラブルが発生したりもします。また言語や考えの違いから、コミュニケーションミスも発生します。
そうした場面をたくさん乗り越えるうちに、問題を解決したり、危機に対応するスキルが上がります。

プライベートな時間が尊重される

個人主義の強い欧米文化圏の場合は特にですが、仕事とプライベートがはっきり分かれます。そのため、規則に従った休暇や就業時間はきちんと守られます。サービス残業はほぼなく、規定通りの休暇も確実に取ることができます。互いにプライベートの時間を尊重する文化では、上司や同僚、取引先も理解を示してくれます。

ただし、スタートアップなどの少人数で成長著しい企業の場合は、休みを返上したり、サービス残業をするなどのケースもあります。その場合は、ストック・オプションやインセンティブなど様々な形の報酬があります。

人間関係がシンプルになる

日本や韓国など儒教文化のある国では、上司と部下、先輩と後輩という上下意識が強いですが、他の国では、上下関係が希薄なため、職場での上司と部下関係はフラットです。上司は、部下が気さくに話しやすい関係を作ることが仕事の一環とされます。

もちろん人対人としての人間関係の問題は文化に関係なくどこにでも存在しますが、上下関係がない分、人間関係性はシンプルになりやすいです。
ただし、上司や先輩にお世話になるといった文化もないので、自分自身でスキルや能力を伸ばす努力が必要になるとも言えます。

語学力が向上する

仕事を通して、語学力は確実にあがります。
その理由は、仕事をする上で生きた英語を学べるから、というのはもちろんですが、仕事上のコミュニケーションを円滑にするため、常に自分の語学力を上げなければいけないという、学ぶ事へのモチベーションが維持される事も大きな理由です。

将来のキャリアの幅が広がる

海外で働く事で得た知識や経験、語学力は、国際化を図る日本企業などにとっては評価の対象になります。また、海外での仕事を通してできた人脈から、新しい仕事につながることも多いです。

自分のキャリアの市場が、日本だけではなく、海外にも広がるため、日本にいる時には得られなかった新しい機会に巡り合う事も多くなるでしょう。

海外で働くデメリット

言語の壁がある

日本人同士でコミュニケーションをとる時には感じなかった、言語によるストレスは必ず発生します。言語力をそこまで必要としない職種もありますが、言語力が足りない分の仕事上の限界もでてきます。

また職場によっては、様々な母国語を持つ人々と仕事をする環境におかれます。きれいな英語を話す人ばかりではないので、聞き取るのも一苦労。また空気を読んで察する文化もないので、コミュニケーションスキルがよりいっそう必要です。

他人に期待できない

他人との価値観に海外ほど大きな差がない日本では、仕事やサービスなどに対して一定の期待感が持てますが、多種多様な価値観の人々と働く環境ではそれができません。依頼した事ができていない、納期が守られない、などは日常茶飯事。

また常に先回りして動く気の利いたサービスが普通なのは、日本独自のこと。

職場内や取引先、使っているサービスなど、期待通りに事が進まない場合も多いので、他人に期待しすぎず、常に自分が動く意識でいる事が大事です。

いつでも解雇される可能性がある

会社に属する人として雇用し、様々なポストに異動させる日本の雇用文化とは異なり、海外では会社というより、そのポストに対して雇用します。つまり、そのポストが会社にとって必要なくなれば、その人も解雇されます。同じ会社内で、違うポストに異動したい場合は、改めてそのポストに応募しなければなりません。

解雇をしにくい仕組みがある終身雇用文化の日本の企業には、一度入ってしまえば安心ですが、海外の企業ではそういった安心感はありません。

会社に育ててもらえない

会社に対して人を雇う日本と異なり、そのポストに対して人を雇う海外では、新卒採用という考え方がないので、新人を丁寧に育てる文化はありません。
そのため、働く側は、自分自身で知識や経験、スキルアップをする必要があります。
ただし、海外の企業の場合、そのポストの仕事を全うするためであれば、新たな知識を得る勉強の費用を出すところが多いです。

また日本のように会社にいれば、自動的に昇格するという事もないので、自分で会社と交渉する事も必要です。

常に、どんな仕事をするか、どんな経験を積むか、どんな勉強するかは、自分次第。その分、キャリアチェンジもしやすい環境ともいえます。

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