フランス語圏でツアーガイドから留学業界【海外の仕事・就職】

お話を聞いた人:
語学学校リージョナル・マネージャー 宮地ちえさん
カナダ・バンクーバーの語学学校で日本向けマーケティングを担当。カナダの数々の語学学校で15年の実績を積み、多くの日本人の留学生活をサポートする他、日本やカナダ国内でのマーケティング活動を行う。

海外に出たきっかけは?

ワーキングホリデーです。当時の自分は弱くて甘えん坊で友達に助けてもらってばかりだったので、一人で海外に出ることで、自分が人を助けられるくらい強くなりたいと思ったのがきっかけです。そのために貯金をして、親にカナダはどんな所か、カナダでどんなことをしたいかをプレゼンして納得してもらったり準備しました。

日本ではどんなお仕事を?

日本では旅行会社や留学エージェントのほか、メーカーなど働いていました。メーカーでは商品開発部で働いていたんです。とてもやりがいのある部署でしたが、当時は女性はお茶くみやコピー取りなどが多く、制限があるように感じていました。なので、会社にとって必要とされ任される存在になり
たい、とずっと思っていましたね。

ワーホリに来てやった仕事は?

フランス語圏のカナダのケベックで日本人向けツアーガイドの仕事をしたんです。フランス語が全く話せないのに、マニュアルも無く、歴史深いケベックで覚えることが沢山ありすぎて大変でした。
雇われて3日後に「できなければ辞めてもらう。」と言われましたが、それが悔しくてフランス語も勉強して、他の英語ツアーに沢山参加することで、ケベックの歴史や観光について自力で学びました。

カナダでその後のお仕事は?

日本で留学エージェントで働いた時が1番楽しかったのとやりがいを感じたので、また留学業界で働きたいと思ったんです。レストラン、カフェで働きながら、履歴書をいくつかの語学学校に持って行って面接の機会を待ちました。これまでいくつかの語学学校で、15年ほど働いています。

どんな時にやりがいを?

日本にいた頃は、女性の仕事に制限を感じていましたが、カナダに来てから英語が全くできなかった自分が、英語の面接を経て、たくさんの志願者の中から選ばれ、希望の語学学校で働けることになった時は本当に嬉しかったです。そして今、会社にとって、生徒さんにとって必要とされる存在になれた事にやりがいを感じています。

これから海外へ出たい人へアドバイスを。

思い立ったなら迷わずぜひ海外へ出てみてください。外に出てみることで日本の良いところが見えたり、世界のいろんな人に会っていろんな考え方に触れ、視野が広がったり、これまでの「普通」と思っていた範囲がぐんと広がり「こんなことも有りなんだ」と思えることがたくさんあるはずですよ!

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