今回は、
- 海外で働いてみたいけど、就職しやすい職種はあるのかな?
- 永住権にもつながるような、海外で長く働ける仕事が知りたい!
といった疑問に答えるため、海外就職向けの職種・仕事を15種類紹介します。
【15種類紹介】海外就職向けの職種・仕事
それでは早速、海外就職向けの職種・仕事を紹介しましょう!
ITエンジニア
どんな仕事?
コンピューターやネットワークなど、情報技術に関わるエンジニア。
アプリケーションを開発するWebエンジニアや、ネットワークの設計や構築を行うネットワークエンジニアなど、職種はさらに細かく分けられます。
必要なスキルや資格
プログラミングスキルが必須になります。
業界で需要の高いプログラミング言語を習得していると、仕事を得られる確率は上がるでしょう。
日本のIT業界で必須とされている情報系の資格は必須ではありませんが、コンピューターサイエンス、情報科学系の学位や、業界での職務経験が重要視されます。
Webデザイナー
どんな仕事?
Webサイトのデザインを行う仕事。
構成やレイアウト、色合い、フォントなどを細かく決め、全体のデザインを作成します。実際にコーディングを行うこともあります。
必要なスキルや資格
Webサイトの見た目を整えるフロントエンド言語(HTML、CSS、JavaScript)の知識、デザインソフト(Photoshop、Illustrator、Figmaなど)を使いこなせることが求められます。
介護士
どんな仕事?
高齢者や身体障がい者などの日常生活(食事、入浴、排泄など)のお世話をする仕事。
必要なスキルや資格
各国が定める介護士の資格の取得、学校の所定プログラムを修了することなどが求められます。
看護師
どんな仕事?
怪我人や病人の世話、医師の診療の補助などを行う仕事です。
必要なスキルや資格
各国が定める看護師資格を取得する必要があるケースがほとんどです。
コールセンター
どんな仕事?
顧客の電話対応を行う仕事。
日本の顧客を相手に、日本語で対応をするコールセンターが人気で、東南アジアなどを中心に求人が多いです。
必要なスキルや資格
特別な資格は必要ありません。
日本の顧客相手でも、社内マニュアルや社内公用語は英語であることも多いので、マニュアルを理解したり、同僚と会話ができる英語力は必要です。
生産・品質管理
どんな仕事?
海外に拠点を置く工場で、受注や仕掛状況を把握しながら、材料調達や製造工程などの業務全般を管理する仕事です。
日本本社と現地スタッフとの仲介役になることもあります。
必要なスキルや資格
進捗を把握しつつ、計画に則って全体の調整をするマネジメント能力が求められます。
製品や工程に関する深い知識も求められるため、日本本社で実務経験を積んでから、駐在員として派遣されるケースが多いです。
ツアーガイド
どんな仕事?
海外の観光地で、日本人観光客を相手に見どころなどを日本語で紹介する仕事です。
ツアー客を乗せて車を運転をしたり、昼食などを手配することもあります。
必要なスキルや資格
ガイドになるための資格が必要な国もあります。観光地に関する知識は、事前研修などを通して身につけられます。
また、参加客の体調不良や遅刻など、予期せぬトラブルなどが起こる可能性もあるため、柔軟な対応力、細かな気配り力などが求められます。
通訳・翻訳家
どんな仕事?
現地語を日本語に通訳(翻訳)したり、反対に日本語を現地語に通訳(翻訳)する仕事です。
必要なスキルや資格
高い語学力が必要とされます。
また、医療・科学・国際問題など、通訳(翻訳)する分野に関する予備知識が必要な場合もあります。(知識がない場合、通訳前に予習することもあります)
通訳の現場は常に本番一発勝負のため、集中力や臨機応変に対応する力が必要です。通訳・翻訳両方に共通することとしては、世の中の様々な事柄に関してアンテナを貼り、常に学び続ける姿勢が求められるでしょう。
日本語教師
どんな仕事?
海外の学校や個人宅などで、日本語を教える仕事です。
必要なスキルや資格
特別な資格は必要ありませんが、ただ日本語が話せるだけでなく、非ネイティブにわかりやすく教える力が求められます。
指導力を上げるため、以下の講座や試験を受けておくのもよいでしょう。
- 日本語教師養成講座
- 日本語教育能力検定試験
(大学など高等教育機関で教える場合は、日本語教育の学位が必要)
日本食レストラン
どんな仕事?
日本食を専門にするレストランで、シェフやサーバーとして働く仕事です。
必要なスキルや資格
特別な資格は必要ありませんが、シェフとして働く場合、日本での職務経験や調理師免許などがあるとよいでしょう。
お酒を提供する場合、国などが定める資格が必要になることがあります。(現地で取得できる場合が多い)
美容師(理容師)
どんな仕事?
髪の毛のカットやカラー、パーマなど、髪の手入れに関わること全般を行う仕事です。理容師の場合顔剃りも行います。
必要なスキルや資格
現地の美容師・理容師免許が必要になる場合があります。(国や州によっては職務経験があればOKな場合もある)
保育士
どんな仕事?
乳幼児を預かり、保護者の代わりに身の回りの世話や教育を行う仕事です。保育を通し、食事・睡眠・排泄などの基本的な生活習慣も身につけさせます。
必要なスキルや資格
現地の保育士資格が必要になります。ただし国や地域によっては、日本の保育士資格を活用し、現地の資格に書き換え※可能な場合があります。
※日本の学校で取得ずみの単位を、現地の単位に書き換え、現地の資格を取得すること
貿易事務
どんな仕事?
商社やメーカーなどで、商品の輸出・輸入をする際の事務手続きを担当する仕事です。
必要なスキルや資格
貿易業務や扱う商品、取引先国などに関する深い知識と語学力が求められます。
現地の学校で、国際貿易やビジネスを勉強してから就職する人も多いです。
ホテルスタッフ
どんな仕事?
ホテルスタッフは、ホテルの利用者へサービスを提供する仕事です。
具体的には受付、営業、清掃員など様々なポジションがあります。
必要なスキルや資格
受付や接客を行う場合は、より高い英語力が求められます。就職前に、現地の学校でホスピタリティについて学ぶ人もいます。
マーケター
どんな仕事?
マーケティングを手掛ける仕事です。具体的には、商品やサービスの売れる仕組みづくりを行います。
近年は、デジタルマーケティングのできる人材(デジタルマーケター)の需要も高まっています。
必要なスキルや資格
マーケティングやビジネスに関する知識や学位・ディプロマを求められることが多いです。
海外就職向けの職種・仕事を選ぶ際に注意したいこと
海外就職向けの職種・仕事を選ぶ際に注意したいことがあるのでチェックしておきましょう。
海外での就職のしやすさと、移民しやすい職種・仕事は別物
いくら海外就職しやすいとしても、その仕事が永住権申請につながるとは限らないことを知っておきましょう。
例えばカナダやオーストラリアなど、移民を多く受け入れている国では、永住権申請ができる職業が細かく定められています。
移民を目指す人は、仕事を探す前に、政府が公表している職業リストをチェックし、その仕事が将来の移民申請につながるのかを確認しましょう。
日本のスキル・資格がそのまま使えないこともある
先に紹介したように、看護師や美容師など専門の資格を持っていても、海外ではその資格がそのまま使えないこともあります。
学校に通ったり、所定の試験に合格してはじめて就職できるケースもあります。
現地のルールをよく確認し、必要な場合は学校に通う準備もしましょう。
(反対に資格がなくても働ける地域もあります)
まとめ:海外就職の目的に合わせて、職種・仕事を選ぼう
今回は、海外就職向けの職種・仕事一覧を紹介しました。
もちろん、ここで取り上げた以外の職種や仕事で海外就職をしている人もいます。
「じゃあ一体どの仕事を選べばいいの?」と困惑する人もいるかもしれませんが、大切なのは、自分の海外就職の目的に合わせて職種・仕事を選ぶこと。
例えば、永住が目的なのであれば、その国で永住権が取りやすい仕事を選ぶなどです。
まずは自分がなぜ海外就職をしたいのか、就職を果たした後はどうするのか・・・などをじっくり考えてみましょう。
日本人が海外で働くための具体的な方法が知りたい人は、以下の記事もチェックしてみてくださいね。