新卒でアジアに海外就職は可能?実際に求人のある国や職種をチェックしよう

新卒

新卒海外就職することを考える人は、今どき珍しくありません。

その中でも、日系企業が多く進出していて、海外駐在員も多いアジア地域で新卒が働くことは可能なのでしょうか(求人はあるのでしょうか)?

今回は、アジアでの海外就職を検討している人に向けて、以下の情報をお届けします。

この記事でわかること
  • 新卒でアジアに海外就職することは可能か
  • どんな国があり、どんな仕事で働けるのか
  • 給与相場はどれくらいか

新卒でアジアに海外就職は可能?

最初に、1番気になる「新卒でアジアに海外就職すること」は可能なのかをチェックしましょう。

求職者

新卒OKの求人もある

結論から言うと、新卒でアジアに海外就職することは可能です。

なぜなら、実際にいくつかの求人サイトを見ると新卒でも応募可能な求人があるから。

誰でも簡単に就職できるかというと、別の話にはなってきますが、海外就職も視野に入れている人にとっては希望の持てる話ですよね!

求められるスキルは?

それでは、新卒で海外就職するためには、どのようなスキルが求められるのでしょうか?

ここで、海外求人情報に書かれていることが多い情報を整理していきます。

英語力

まずは英語力です。

新卒向けの求人は日本人を顧客とし、日本語をメインに使う仕事が多いです。

ただし、そうであっても「日常会話レベル」「ビジネスレベル」の英語力を求められることがあります。

「日常会話レベル」「ビジネスレベル」がどれくらいの英語力を指すのかは、正直なところ定義があいまいです。

しかしながら、同僚や現地の人とコミュニケーションを取るために、最低限相手がなんと言っているか聞き取り・理解でき、応答ができることは必須です。

日本にいるときから、英会話を習ったり、TOEICなどの英語試験を受け、英語力を磨いておきましょう。

現地語のスキル

日本語・英語が話せればOKな求人は多いです。

しかし現地語もある程度話せると、現地社員とのコミュニケーションがより円滑に進むでしょう。

競争率の高い求人であれば、現地語ができるだけで、ライバルに差をつけられます。

それに現地で生活していく中でも、少しでも現地の言語が話せると住みやすいですよね。

業務経験

一見矛盾するようなのですが、新卒応募可能の求人であっても、業務経験を求められることがあります。

ここで新卒がアピールできるとしたら、アルバイトやインターンで関連職種の経験。

それがない場合、今回の記事のテーマには反しますが、先に日本で就職して業務経験を得るという方法もあります。

実は、2〜3年の業務経験があるだけでも、海外就職における職業の選択肢が広がることがあるのです。

そのため、大学卒業後すぐに海外で就職することを目標としていないなら、この方法を検討してみてもいいかもしれません。

PC操作に関する知識

オフィスジョブの場合、PC操作に関する知識があるといいでしょう。

エクセルやワードなど、パソコンスキルを客観的に証明できる、MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)検定などの資格を取得してもいいかもしれません。

顧客対応経験

特にサービス業の場合、顧客対応経験を求められることがあります。

在学中の接客・サービス業のアルバイト経験が活かせる可能性があるので、もしも経験があればしっかりとアピールしましょう。

アジアで実際に求人のある主な国

アジアといっても、さまざまな国がありますが、実際にはどの国で新卒求人が多いのでしょうか?

地球

特に「未経験可能」や「新卒OK」の求人が多いのは、東南アジアです。

たとえば、以下の国々では新卒求人を見かけることが多いです。

東南アジアで新卒求人のある主な国
  • インドネシア
  • カンボジア
  • シンガポール
  • タイ
  • ベトナム
  • フィリピン
  • マレーシア

海外就職にはビザが必須なので、各国のビザの取り方もあわせて調べる必要はあります。

中にはビザもサポートしてくれる求人があるので、そういったものを狙って検索してみるのも一手です。

アジアで実際に求人のある職種の例

海外就職用の求人サイトに載っている、新卒応募可能と書かれている職種をいくつかご紹介します。

職種

カスタマーサービス

ホテルスタッフ、コールセンターなどカスタマーサービスの仕事はよくある職種のひとつです。

日本の顧客対応をする場合と、現地顧客対応をする場合、両方を対応する場合などがあります。

営業

営業職も、定番の職種のひとつ。

日本人の顧客に向けた営業が多いので、日本のビジネスマナーを学んでおくといいでしょう。

経理

会社の金銭の管理、領収書や請求書の作成など、経理の仕事もメジャーです。

経験不問であったとしても、簿記の資格があると、業務をスムーズに進めることができるでしょう。

一般事務・サポート

一般事務やサポート職の求人も見かけることがあります。

仕事内容は幅広いですが、たとえば日本人駐在員の給与や経費計算、他職員のサポート、日本本社との連絡調整などが一般的です。

IT関係

IT関係の職種も、需要が高いです。

たとえば、プログラマー。

プログラミング言語に関する知識や開発経験があれば、未経験や新卒でもチャレンジできます。

それから近年では、SNS運用やインターネット広告運用といった仕事も増えています。

教職

資格があれば、教職にもチャレンジできるでしょう。

たとえば、日本語教師の資格があれば、現地の日本人学校や語学学校で日本語を教えることができます。

また、幼児教育関連の資格を持っていれば、現地の日本人を相手とした幼稚園教諭・保育士などの仕事が見つかることも。

新卒アジア求人の給与相場は?

新卒でアジアに海外就職をすると、いくらくらい稼げるのでしょうか?

給料

実際の求人を元に、いくらくらいで募集が出ているのか給与相場をご紹介します(データは2023年6月時点のもの)。

東南アジアの場合、日本よりも給与水準が低い求人が多いです。

しかし、その分生活費もあまりかからないことが多いので、生活していく上での最低限のお金は稼ぐことができるでしょう。

実際に現地の物価がいくらくらいなのか確認したい場合は、以下のような世界の物価比較サイトを参考にするのがおすすめです。

タイ:幼稚園教諭

まず紹介するのは、タイのインターナショナルスクールでの幼稚園教諭の仕事。

月給49,000THB~(約20万円)で募集が出ていました。

ただしこちらは、幼稚園教諭・保育士などの資格が必要です。

よって、幼児教育系の大学を出て資格を取得している人であれば働ける可能性があります。

日系の学校であれば、英語は必須ではありませんが、外国人の同僚と会話する上での最低限の英語力はあった方がいいでしょう。

フィリピン:インターネット広告運用

次に見つけたのは、フィリピンでの、インターネット広告運用の仕事。

人気の広告業界の仕事は、関心がある人も多いのではないでしょうか。

こちらは、月給46,000~90,000ペソ(約12万円〜23万円)とのことです。

日常会話レベル以上の語学力や、PC操作の基本的な知識が必要という条件もありました。

マレーシア:カスタマーサポート

最後に紹介するのは、マレーシアにおける、カスタマーサポートの仕事です。

こちらは、月給24万円〜という条件でした。

業務で使うのは日本語のみで、業務開始前に研修もあるため職務経験も不要とのこと。

新卒でアジアに海外就職は可能!早期に準備を進めよう

今回は、新卒でアジアに海外就職をすることができるか、働ける国や仕事、給与水準などについて解説しました。

重要な話を再度まとめます。

今回のまとめ
  • 新卒でもアジアに海外就職をすることは可能
  • 東南アジアに新卒求人が多い
  • 募集職種はカスタマーサービス、営業、事務、IT、教職など多岐にわたる
  • 仕事にもよるが生活していく上での最低限のお金は稼げる

アジアでの海外就職に興味があるなら、求人のチェックや英語の勉強、貯金などできることから早期に準備を進めていきましょう。

アジアで就職したいかはまだわからないけれど、海外就職や海外暮らしに興味があるという人は、本サイトの「キャリアストーリー(海外就職・移住インタビュー)」のカテゴリにある記事も参考にしてください。

海外に暮らす日本人のキャリアストーリー(北米中心)を読むことができます。

さまざまな日本人のライフスタイルを覗くと、自分のキャリアを考える上でのヒントをもらえるかもしれません。

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