ニューヨーク留学について「お金がたくさんかかりそう」とイメージする人は多いです。
でも実際いくらくらいかかるか、パッと答えられる人はほとんどいないはず。
そこで今回の記事では、アメリカ・ニューヨーク留学で費用がいくらかかるかを解説します。
この記事を読むことで、ニューヨーク留学にかかる費用の総額がわかります。
さらに、節約の方法や現地の物価についても紹介するので、ニューヨーク留学に行きたいと思っている人はぜひご覧くださいね!
ニューヨーク留学の費用はいくらかかる?
早速、ニューヨーク留学の費用はいくらかかるのかを発表します。
1ヶ月にかかる留学の費用
ニューヨーク留学の場合、学費を除く費用は1年間でおよそ212万円〜455万円ほどです(レートは2022年12月17日現在のものを参考に、1ドル=136円で計算)。
この金額に含まれるのは以下の費用です。
滞在費(家賃、水道光熱費、インターネット利用料を想定) | 108万円〜300万円 |
生活費(食費、消耗品費、通信費、交通費を想定) | 72万円〜96万円 |
航空券代(往復) | 10万円〜15万円 |
保険代 | 12万円〜30万円 |
ビザ申請費用(学生ビザの場合) | 510ドル=約7万円 |
パスポート発行費用(有効期間が10年の場合) | 16,000円 |
健康診断・予防接種代(主に大学留学の場合) | 1万円〜5万円 |
- 滞在する家のタイプ
- 自炊をどれくらいするか
- 旅行するか否か
- 航空券や保険のタイプ
などにより金額が変わるため、上記の金額には幅を持たせています。
なお、交際費や旅費、趣味にかける費用などは個人により大きく異なるため上記金額に含めていません。
学校に通う場合、上記に学費を足すことで、留学費用の総額が試算できます。
語学学校の学費相場
語学学校の学費は、1週間で450ドル〜が相場です。長期で通う方が、週あたりの授業料が安くなる傾向にあります。
※この他に教材費や入学金がかかります。
大学の学費相場
Studyportals Mastersによれば、ニューヨーク州の学費の平均額は以下の通りです。
しかし、アメリカの学費は大学や専攻により差がかなりあるため、詳細は行きたい大学のホームページもしくは、留学エージェントに問い合わせるようにしましょう。
ニューヨーク留学の費用内訳
次に、ニューヨーク留学の費用内訳を詳しく解説します。
費用には留学前に支払うもの、留学中に支払うものがあります。
それぞれの時期までに、必要なお金を用意しましょう!
留学前に支払うことになるのは、以下の費用です。
留学中に支払うことになるのは、以下の費用です。
ここからは、費用の項目ごとに解説していきます。
学費(授業料・教材費・入学申請料など)
学費は、授業料や教材費、入学申請料などを合計した費用です。
教材費は、学校や専攻によって違いがあるので、学校に問い合わせると安心です。
ノートパソコンがない場合、パソコンの費用もかかる可能性があります(使用有無は学校や専攻により異なる)。性能により金額は違いますが10万円〜20万円ほどを予算としておきましょう。
入学申請料は、学校申請時に支払うもので、相場は2万円〜3万円ほどかかります。
滞在費(家賃・水道光熱費・インターネット利用料など)
滞在する家のタイプにより、金額が変わります。
水道光熱費やインターネット利用料は家賃に含まれている場合と、別で支払う場合があるので契約時に聞いてみましょう。
ホームステイの相場は、月16万円〜25万円ほどです。食事は朝食のみ、食事なしなどオプションがあるので、それによっても金額は変わります。
シェアハウスの相場は、月12万円〜15万円ほどです。一般的に、ダウンタウンや駅に近い好条件の物件ほど、家賃は高めです。
学生寮の相場は、月9万円〜22万円ほどです。ルームタイプ(個室or2人部屋など)が選べることが多いです。
また、ホームステイと学生寮の場合、家賃以外にアレンジ手数料が発生します。(2万円〜4万円ほど)
生活費(食費・通信費・交通費・交際費など)
この記事において、生活費は主に以下の費用を指しています。
- 食費、消耗品費
- 通信費
- 交通費
- 交際費
ニューヨークは物価がとても高いため、自炊をしたとしても日本より食費は割高だと思っておきましょう。
通信費(携帯電話代)はプランにもよりますが月4,000円〜8,000円くらいかかります。
交通費は、滞在する場所により変わりますが、月額だと18,000円〜2万円くらいが相場です。
航空券
航空券代は往復10万円〜15万円ほどかかります。
ただ、渡航時期や購入のタイミングにより、金額は変動する可能性があります。
保険代
保険には、
- 日本の海外旅行保険
- 現地の留学生用保険
の2パターンに分けられます。
一般的には、日本の保険の方が高額ですが、補償は手厚いものが多いです。
現地の保険は、月5,000円ほどのお得なプランもあります。
しかし補償は限定的で、例えば飛行機の遅延や荷物の紛失などに対する補償はついていないことが多いです。
なお、大学に通う場合、現地の保険に加入することが学校のルールとなっていることもあるので注意してください。
(現地の保険のみ、もしくは海外旅行保険と重ねがけしてもOK)
ビザ申請費用
ビザ申請費用は、どのビザかによって値段が異なります。留学生がよく申請するビザは以下の通りです。
- 学生ビザ(F1ビザ):510ドル(160ドル+SEVISへの登録費350ドル)=約7万円
- ESTA:21ドル(約3,000円)
大学や語学学校に長期通学する場合は、学生ビザを申請することになります。
語学学校での授業時間が週18時間未満、かつ90日以内の滞在の場合はESTAという電子渡航認証の手続きが必要です。
自分がどのビザを申請したら良いか不明な場合は、学校やエージェントに問い合わせるのが確実です。
パスポート発行費用
パスポートを持っていない人は、新規発行する必要があります。
- 有効期限が5年のパスポートは11,000円
- 有効期限が10年のパスポートは16,000円
かかります。その他、写真撮影代や戸籍謄本などの取得にお金がかかります。
(参考:パスポートの申請から受領まで)
健康診断・予防接種代(主に大学留学の場合)
大学・大学院・コミュニティカレッジなどに進学する場合、入学するまでに健康診断書の提出と、指定の予防接種(MMR、破傷風、ジフテリアなど)を受ける必要があります。
健康診断でチェックが必要な項目やどの予防接種を受けるかは、州や学校により異なりますが、費用は1万円〜5万円ほど見積もっておきましょう。
予防接種は、接種間隔を開けて複数回打つ可能性もあります。
なので、渡航時期までに接種が終わらない可能性もあるため、学校から入学許可が降り次第、接種計画を立てましょう。
ニューヨーク留学で節約する方法
ここまで読んでみて、「お金、足りるかな・・・」と心配になってきた人もいると思います。
そこで、ニューヨーク留学で節約するポイントを紹介します。
外食をしないようにする
ニューヨークは、外食費用が日本と比べてとても高く、2倍〜3倍ほどすることもあります。
さらに、それとは別にチップ(15%〜が相場)も必要です。
よって外食をしないようにして、自炊を心がければ食費の節約ができます。
学割を利用する
ニューヨークでは、学生を対象とした割引を行っているお店などがあります。
例えば、レストランや服屋、ミュージカル施設などです。
学割を使うには学生証の提示が求められるため、必ず携帯しておきましょう。
授業時間数やコースを変える
語学学校では、週の授業時間数やコースの内容により授業料が異なります。
授業料をできるだけ安く済ませたいのであれば、時間数を減らしたり、安価なコースを選択するのも一手です。
ただし、授業時間を減らすと、申請すべきビザが変わる可能性もあるので注意しましょう。
奨学金を利用する
大学などに通う場合、日本や海外政府・教育機関などが提供している奨学金を利用しましょう。
ただ、年齢や参加するプログラムなどによって応募できる奨学金は異なるため、募集の要件はきちんと確認してください。
なお、給付型の奨学金は非常に人気で、受給できる人数も少ないので、申請しても受給できない可能性があります。なので、奨学金がなくても生活できるだけの資金を準備する必要はあります。
奨学金の検索には日本学生支援機構の「海外留学奨学金検索サイト」を活用するのがおすすめです!
できるだけ家賃の安いシェアハウスに住む
シェアハウスに滞在すると、比較的家賃をおさえられます。
加えて、
- 個室ではなく複数人の部屋に住む
- 駅から離れた物件を探す
- 築年数の古い物件を探す
など、条件をゆるめると、安い部屋が見つかる可能性が高まるでしょう。
中古品の売買
中古品を売っているお店や、Facebook Marketplaceのような個人間で不用品を売買できるサービスを使えば、節約につながります。
ニューヨークで使えそうなお店・サイトは以下を参考にしてみてください。
留学エージェントを利用する
留学エージェントを通して学校に申し込むことで、授業料が安くなることがあります。
詳しくは、ニューヨークの留学に強いエージェントに問い合わせてみましょう。
格安航空券や乗り継ぎ便を利用する
格安航空券や乗り継ぎ便を利用することで、相場よりも安く渡航できる可能性があります。
- 航空券の値段比較サイトを使用して自分で安い航空券を見つける
- 格安航空券を手配してくれる旅行会社や留学エージェントに依頼する
などの方法で航空券を探しましょう。
ただし、乗り継ぎ時間が異様に短い航空券や、乗り継ぎの回数が多い航空券などもあるため、無理なく移動できそうなものを選びましょう。
【参考】ニューヨークの物価
ニューヨーク留学をするなら、物価がどれくらいなのかも知っておきたいところ。
参考までに、メジャーな食料品や消耗品などの相場を紹介します。
アイテム | 相場 |
---|---|
卵1パックLサイズ(12個入り) | 400円〜600円 |
とり胸肉(500グラム) | 1,000円〜1,300円 |
牛乳(1L) | 150円〜200円 |
交通費(月額) | 18,000円〜2万円 |
カフェのコーヒー | 400円〜600円 |
外食:ラーメン(チップ込) | 2,000円〜3,000円 |
まとめ:ニューヨーク留学の費用を知り、資金計画を立てよう
今回は、ニューヨーク留学でどんな項目に、どれくらい費用がかかるのかを解説しました。
最後にもう一度、費用を紹介します。
費用を知ることができたので、現在の貯金や収入額をもとに、留学のための資金計画を立てましょう。
お得に通える学校や家探しのサポートが欲しい場合は、ニューヨーク留学に詳しいエージェントを頼るのもおすすめです。
おすすめのエージェントは、ニューヨーク留学でおすすめの留学エージェントの記事で紹介しています。