留学をしたい人の悩みの種といえばお金。
留学するにはまとまったお金が必要ですが、資金に余裕がある人ってあまりいないものです。
そこで今回の記事では、マルタ留学で費用がいくらかかるかを解説します。
この記事を読めば、マルタの留学費用がどれくらいかかるかがわかります。
また、節約方法や現地の物価もわかるので、あまり留学資金が準備できない人でも、マルタ留学を実現する道が見つかるかもしれません!
マルタ留学を計画している人は、ぜひ最後までご覧ください。
マルタ留学の費用はいくらかかる?
まず、マルタ留学の費用を発表します。
1年間にかかる留学の費用(学費を除く)
マルタ留学の場合、学費を除く費用の総額は1年間でおよそ148万円〜333万円ほどです(レートは2022年11月16日現在のものを参考に、1ユーロ=145円で計算)。
この金額に含まれるのは以下の費用です。
滞在費(家賃、水道光熱費、インターネット利用料を想定) | 60万円〜216万円 |
生活費(食費、消耗品費、通信費、交通費を想定) | 60万円〜75万円 |
航空券代(往復) | 10万円〜15万円 |
保険代 | 15万円〜25万円 |
ビザ申請費用(学生ビザの場合) | 70ユーロ=約1万円 |
パスポート発行費用(有効期間が10年の場合) | 16,000円 |
- 住む家の種類(ホームステイ、学生寮、アパートなど)
- 外食にどれくらい行くか
- 旅行やアクティビティにどれくらいお金をかけるか
- 航空券や保険のプラン
などにより金額に差が出るので、上記の金額には幅を持たせています。
なお、交際費や旅費、趣味にかける費用などは個人差があるので上記金額には入っていません。
学校に通う場合、これらに学費をプラスすると、留学費用の総額が試算できます。
語学学校の学費相場
語学学校の学費は、1週間で200ユーロ〜400ユーロくらいかかります。
通学期間が長い方が、週あたりの授業料は安くなる傾向にあります。
※入学金や教材費は別途かかります。
大学の学費相場
大学の学費相場は、学部により若干の差はあるものの、1年間で8,000ユーロ〜14,000ユーロくらい(約116万円〜203万円)と言われています。
北米やオーストラリアなどの学費と比べると、安価に留学ができます。
マルタ留学の費用内訳
次に、マルタ留学の費用内訳を詳しく解説します。
費用には留学前に支払うもの、留学中に支払うものがあります。
時期ごとに分けて、計画的に資金を準備しましょう。
留学前に支払うことになるのは、以下の費用です。
留学中に支払うことになるのは、以下の費用です。
ここからは、費用の項目ごとに解説していきます。
学費(授業料・教材費・入学申請料など)
学費とは、授業料や教材費、入学申請料などをまとめた費用です。
教材費は、学校や専攻によって違うので、気になる学校に問い合わせましょう。
パソコンが必須の場合、その費用もかかります。金額はパソコンにより異なりますが、およそ10万円〜20万円ほど見ておくと良いでしょう。
入学申請料(application fee/registration fee)は、学校申請の時点で支払います。相場は1万円〜3万円くらいで、返金不可の場合が多いです。
滞在費(家賃・水道光熱費・インターネット利用料など)
暮らす家のタイプにより、金額に違いがあります。基本的にはシェアハウスが一番安いです。
水道光熱費やインターネット利用料は家賃に含まれている場合もありますが、別で支払うこともあるので家主に確認しましょう。
ホームステイの相場は、月12万円〜18万円ほどです。食事ありのプランか否かで費用が変わります。
シェアハウスの相場は、月5万円〜10万円ほどです。一般的に、中心地や駅に近い利便性の良い場所ほど家賃は高いです。
学生寮の相場は、月10万円〜15万円ほどです。大学や語学学校附属の寮で、個室か相部屋などかによっても料金が変わります。
また、ホームステイと学生寮の場合、家賃とは別に手配の手数料がかかります。(およそ2万円〜4万円)
生活費(食費・携帯代・交通費など)
生活費には、食費や携帯代、交通費などが含まれます。
マルタは他のヨーロッパ諸国に比べると物価が安いですが、外食などは日本より割高なので注意しましょう。スーパーなどで買える食材は、東京より安いことも多いです。
携帯代は、安いプランなら月額1,500円〜見つかります。
交通費に関しては、バスの月額利用なら26ユーロ(約3,800円)ほどです。
航空券
航空券の相場は往復で大体10万円〜15万円ほどです。
※渡航時期や購入のタイミングにより、金額は変動します。
なお2022年11月現在、日本とマルタを結ぶ直行便は出ていないので、ヨーロッパ国内などで乗り継ぎをして向かうことになります。
保険代
保険代はプランにもよりますが、日本の海外旅行保険の場合、月額1万円〜2万円ほどで加入できます。
マルタでは90日以上滞在し学生ビザを申請する場合、英文の付保証明書にパスポート番号を記載して提出する必要があります。
保険会社を選ぶ時は、これに対応しているかを確認しておくと安心です。
パスポート発行費用
パスポートがない場合は、発行費用も予算に入れましょう。
- 有効期限が5年のパスポートは11,000円
- 有効期限が10年のパスポートは16,000円
です。その他、写真撮影代や戸籍謄本などの取得にもお金がかかります。
(参考:パスポートの申請から受領まで)
ビザ申請費用
マルタに90日以上滞在する場合、ビザの申請が必要です。
ビザはマルタ入国後に現地で申請することになり、学生ビザの場合、費用は70ユーロ(約1万円)です。
マルタ留学で節約する方法
ここまでで、マルタ留学でいくらくらいかかるかがわかったと思います。次なる不安は「お金が足りるかどうか」ではないでしょうか?
その不安を減らすため、マルタ留学で節約する方法を紹介します。
外食を少なくする
マルタは、外食費用が日本と比べて割高です。
反面、食材は日本より安いものもあるので、外食を少なくし自炊をすれば節約になります。
授業時間数やコースを金額重視で決める
語学学校では、週の授業時間数やコースで授業料が設定されています。
そのため、できるだけ安価なプランを見つけることで、授業料を節約できます。
ただし、闇雲に安い授業を探しても英語力が伸びない恐れもあるので、留学エージェントなどにおすすめの学校やプランを聞いてみると良いでしょう。
奨学金に申し込む
学校に通う場合、日本や海外政府・教育機関などが提供している奨学金に申し込める可能性があります。
年齢や参加するプログラムなどによって応募できる奨学金は異なります。
早いものでは1年ほど前から募集を開始するので、学校が決まったと同時に、利用可能な奨学金がないかリサーチすると良いでしょう。
安いシェアハウスを探す
シェアハウスは、ホームステイや学生寮に比べれば安価に滞在できる手段です。
できるだけ家賃の安いシェアハウスに住めれば、毎月の固定費を大きく節約できます。
中古品を買う
Facebook Marketplaceのような、個人間で不用品を売買できるプラットフォームを利用すると、洋服や家具などがお得に買えます。
マルタで使えそうな中古品売買のプラットフォームへのリンクを貼っておきます。
留学エージェントに頼る
留学エージェントを通して学校に申し込むことで、授業料が安くなることがあります。
詳しくは、マルタの留学に強いエージェントに問い合わせてみましょう。
LCC(格安航空券)で渡航する
LCC(格安航空券)を選べば、渡航費をおさえることができます。
- 航空券の値段比較サイトを使用して自分で安い航空券を見つける
- 格安航空券を手配してくれる旅行会社や留学エージェントに依頼する
などの方法があります。ただし、乗り継ぎ時間が1時間前後などの航空券はおすすめしません。
入国手続きや移動を考慮し、最低でも2時間以上あるものをおすすめします。
【参考】マルタの物価
マルタの物価がどれくらいなのかも紹介します。
アイテム | 相場 |
---|---|
卵1パックLサイズ(12個入り) | 350円〜500円 |
とり胸肉(500グラム) | 500円〜600円 |
牛乳(1L) | 150円〜200円 |
トイレットペーパー(12ロール) | 500〜700円 |
交通費(月額・バス) | 3,500円〜4,000円 |
カフェのコーヒー | 250円〜400円 |
外食:ラーメン | 1,400円〜2,000円 |
まとめ:マルタ留学の費用を理解し、お金の準備を始めよう
今回は、マルタ留学でどんな項目に、どれくらいお金がかかるのかを解説しました。
まとめとしてもう一度、費用を確認しておきましょう。
費用が理解できたら、お金の準備を始めましょう。
無理のない資金計画を立て、安心して留学生活を送ってくださいね。
マルタ留学についてプロに相談がしたいと思った場合は、以下の記事(マルタ留学でおすすめの留学エージェント)も読んでみてくださいね。