留学をする前に一番気になる問題はお金。どんなに留学をしたいと思っても、お金が足りなければ留学できないですからね。
そこで今回の記事では、カナダ留学で費用がいくらかかるかを解説します。
この記事を読めば、カナダの留学費用がどれくらいかかるかがわかります。
また、節約方法や現地の物価もわかるので、これからカナダ留学に行きたい人はぜひブックマークしてくださいね。
カナダの都市別の費用をチェックしたい人は以下の記事をご覧ください。
カナダ留学の費用はいくらかかる?
最初に、一番重要なカナダ留学の費用を発表します。
1年間にかかる留学の費用(学費を除く)
まず、学費を除き1年間にかかる費用から紹介します。学費を除くと、どの留学タイプにも共通してかかる費用がわかります。
カナダ留学の場合、学費を除く費用の総額は1年間でおよそ180万円〜300万円ほどです(レートは2022年11月5日現在のものを参考に、1カナダドル=108円で計算)。この金額に含まれるのは以下の費用です。
滞在費(家賃、水道光熱費、インターネット利用料を想定) | 100万円〜180万円 |
生活費(食費、消耗品費、通信費、交通費を想定) | 60万円〜85万円 |
航空券代(往復) | 10万円〜20万円 |
保険代 | 10万円〜25万円 |
ビザ申請費用(学生ビザの場合) | 235ドル=約25,000円 |
パスポート発行費用(有効期間が10年の場合) | 16,000円 |
- 住む家の種類(ホームステイ、学生寮、シェアハウスなど)
- 自炊と外食の割合
- 旅行やアクティビティへの参加頻度
- 航空券や保険の内容
などにより金額が変わるため、上記の金額には幅があります。
なお、交際費や旅費、趣味にかける費用などは個人差があるので上記金額には入ってないです。
学校に通う場合、これらに学費をプラスすると、留学費用の総額が試算できます。
語学学校の学費相場
語学学校の学費は、1週間で300ドル〜400ドルかかります。通学期間が長くなればなるほど、週あたりの授業料は安くなるのが一般的です。
※教材費は別途かかります。
大学の学費相場
大学の学費は、何を専攻するかによって変わります。(多くの場合、理系科目の方が高額)
トロントのあるオンタリオ州では、学士のプログラムの場合1年で平均45,000ドル(約486万円)かかるというデータがあります。
一方、バンクーバーやビクトリアのあるブリティッシュコロンビア州の場合は金額が下がり、学士プログラムの場合1年で平均33,000ドル(約356万円)かかります。
なお、学費には留学生(International Students)向けに設定された学費と、国内学生(Domestic Students)向けの学費があります。
留学生向けの学費の方がかなり高いので、間違って国内学生向けの学費をチェックしないように注意しましょう。
カナダ留学の費用内訳
次に、カナダ留学の費用内訳を詳しく解説します。
費用には留学前に支払うもの、留学中に支払うものがあります。
分けて考えると、いつまでにいくらくらい準備すべきかわかるので、おさえておきましょう!
留学前に支払うことになるのは、以下の費用です。
留学中に支払うことになるのは、以下の費用です。
ここからは、費用の項目ごとに解説していきます。
学費(授業料・教材費・入学申請料など)
学費には、授業料や教材費、入学申請料が含まれます。
教材費は、学校や専攻によって違うので、通学予定の学校に問い合わせましょう。
パソコンが必須の場合、その費用もかかります。金額はパソコンの性能により異なりますが、およそ10万円〜20万円ほどかかることを予想しておきましょう。
入学申請料(application fee/registration fee)は、学校申請の段階で支払います。相場は5千円〜3万円くらいで、返金不可の場合が多いです。
滞在費(家賃・水道光熱費・インターネット利用料など)
暮らす家のタイプにより、金額に違いがあります。基本的にはシェアハウスが一番安いです。
水道光熱費やインターネット利用料は家賃に含まれている場合もありますが、別で支払うこともあるので大家さんに確認しましょう。
ホームステイの相場は、月10万円〜15万円ほどです。食事をつける場合とつけない場合で費用が変わります。
シェアハウスの相場は、月8万円〜12万円ほどです。一般的に、中心地や駅に近い利便性の良い場所ほど家賃は高いです。
学生寮の相場は、月9万円〜15万円ほどです。大学や語学学校附属の寮で、個室か2人部屋などから選べることが多いです。
ホームステイと同様に、食事がついているプランもあります。
また、ホームステイと学生寮の場合、家賃とは別に申請料(アレンジ手数料)がかかります。(およそ2万円〜4万円)
生活費(食費・通信費・交通費・交際費など)
生活費には、以下の費用が含まれています。
- 食費
- 消耗品費
- 通信費
- 交通費
カナダは日本より物価が高い国なので、自炊をしても日本よりも食費がかかる可能性が高いです。
交通費に関しては、各都市で月額定期券が使えます。大学や公立カレッジに通っている場合お得に通学できるので学生証を携帯しておきましょう。
航空券
航空券の相場はおおよそ以下の通りです。
- 直行便・往復の場合15万円〜20万円ほど
- 乗り継ぎあり・往復の場合10万円〜15万円ほど
※渡航時期や購入のタイミングにより、金額は変動します。
なお、ビクトリアに留学する場合、日本からの直行便はありません。
保険代
保険には大きく分けて2種類あります。
- 日本の海外旅行保険
- 現地の留学生用保険
基本的に、日本の保険の方が金額が高いですが、補償が充実しているというメリットがあります。現地の保険は、月5,000円ほどから入れる安価なプランがあるのがメリットですが、補償は日本の保険ほど充実していないことが多いです。(医療などに限定されている)
ビザ申請費用
ビザの種類により費用は異なりますが、ここでは申請者が多い以下のビザの金額を紹介します。
- 学生ビザ:235ドル(約25,000円)です。(内訳:ビザ申請150ドル、バイオメトリクス85ドル※)
- ワーキングホリデービザ:341ドル(約37,000円)です。(内訳:プログラム参加費156ドル、ワークビザ申請料100ドル、バイオメトリクス85ドル※)
パスポート発行費用
パスポートを持っていない場合は、発行費用もかかります。
- 有効期限が5年のパスポートは11,000円
- 有効期限が10年のパスポートは16,000円
です。その他、写真撮影代や戸籍謄本などの取得にもお金がかかります。
(参考:パスポートの申請から受領まで)
カナダ留学で節約する方法
ここまでで、カナダ留学でいくらくらいかかるかがわかったと思います。次なる不安は「お金が足りるかどうか」ではないでしょうか?
その不安を減らすため、カナダ留学でどうやって節約できるか、いくつかアイディアを紹介します。
外食の頻度を減らす
カナダは、外食が高く日本と比べて1.5倍〜2倍ほどします。また、チップ(15%〜が相場)も払う必要があります。
よって外食の頻度を減らすと、大きな節約になります。
学割の活用
カナダでは、学生を対象とした割引を行っている機関があります。
例えば、公共交通機関や美術館や博物館などの公共施設、飲食店などです。
学割を利用するには学生証が必要になるので、常に携帯しておくと良いですよ。
授業時間数やコースの調整
語学学校では、週の授業時間数によって授業料が変わります。そのため、授業時間数を調整して授業料をおさえると節約になります。
またコースによっても金額が違うので、安価なコースを探してみるのも一手でしょう。
奨学金を探す
学校に行くなら、日本や海外政府・教育機関などが提供する奨学金も探してみましょう。
年齢や参加するプログラムなどによって応募できる奨学金は異なります。給付型の奨学金がほとんどで、競争率はとても高いので、正しい書類を用意し締め切りに間に合うように応募しましょう。(募集は留学開始の約1年前に締め切られるものもあります)
安いシェアハウスを探す
安いシェアハウスを探し、固定費をおさえるのも有効な節約術です。
例えば、
- 個室ではなく2人部屋を選ぶ
- アクセスが良くない物件も候補に入れる
- 地下の部屋や見た目が古い建物も候補に入れる
など、どこか妥協できるポイントを見つけるのがポイント。相場より安い部屋が見つかる可能性が上がります。
クーポンを駆使
クーポンサイトやアプリを駆使すると、費用を抑えて買い物やサービスが利用できますよ。
誕生日や誕生月限定のサービスもあるので、要チェックです。
古着や中古品を使う
古着や中古品を買うのもおすすめの節約法。アプリとしては、Facebook Marketplaceのような個人間で不用品を売買するサービスを利用するのがおすすめです。
※Facebook Marketplaceは、生活用品や電子機器など安価で探せるほか、部屋探しにも使えます。
留学エージェントに頼る
留学エージェントを通して学校に申し込むことで、授業料が安くなることがあります。
詳しくは、カナダの留学に強いエージェントに問い合わせてみましょう。
飛行機はLCCや乗り継ぎ便にする
飛行機はLCCや乗り継ぎ便にすると、比較的安価に渡航できます。
- 航空券の値段比較サイトで良さそうな航空券を見つける
- 格安航空券に対応している旅行会社や留学エージェントを探す
などの方法で航空券がゲットできますよ。ただし、条件が悪い(乗り継ぎ時間が短い、乗り継ぎ回数が多い)などの航空券もあることに注意です。乗り継ぎは最低でも2時間以上あるものがベターです。
【参考】カナダの物価
カナダの物価がどれくらいなのかも紹介します。留学で人気のトロント・バンクーバー・ビクトリアの物価の平均を掲載します。(ただ、各都市の物価に大きな違いはありません。)
アイテム | 相場 |
---|---|
卵1パックLサイズ(12個入り) | 500円〜600円 |
とり胸肉(500グラム) | 800円〜1,000円 |
牛乳(1L) | 300円〜400円 |
トイレットペーパー(12ロール) | 800〜1,500円 |
交通費(月額) | 9000円〜18,000円 |
カフェのコーヒー | 400円〜500円 |
外食:ラーメン(チップ込) | 1,600円〜2,000円 |
まとめ:カナダ留学の費用を知り、自分なりの資金計画を立てよう
今回は、カナダ留学でかかる費用や節約方法を紹介しました。再度、費用をおさらいします。
今回の情報を元に、自分なりの資金計画を立ててみましょう。
現実に即した資金計画が立てられれば、留学資金で必要以上に悩むことはなくなりますよ!
カナダ留学の費用についてプロからのアドバイスが欲しいなら、留学エージェントに相談するのも一手。おすすめのエージェントは、カナダ留学でおすすめの留学エージェントの記事に載せてるのでチェックしてみてくださいね。