以前の記事(「日本人が海外で働くには?5つの方法を紹介!」)において、海外就職を考えている人のために、海外で働く方法を5つ紹介しました。
今回はその5つの中から「留学してから現地で就職先を探す」方法をピックアップして解説します。
この方法は一番メジャーな方法で、海外就職を目指す人なら誰にでも参考にしてもらえる内容です。
また、この方法で就職先を探すにあたって必要なスキルや注意点も解説するので、ぜひ最後までご覧くださいね。
留学してから現地で就職先を探す方法
早速メインテーマである、留学してから現地で就職先を探す方法を解説します。
大まかなステップに分けると以下の通りです。
ステップ1:留学先に入国し現地生活に慣れる(学校で勉強、観光、人脈作りなど)
まず初めに、滞在可能なビザ(観光・学生・ワーキングホリデーなど)で留学先に入国し、現地生活に慣れましょう。
- 語学学校で英語や興味のある分野を学ぶ
- 観光を楽しむ
- 現地のミートアップ(あるトピックに興味がある人たちが集まる対面又はオンラインのイベント)に参加し人脈を広げる
など、様々な方法があります。
自分の興味や目的に合ったものを選びましょう。
ステップ2:現地に慣れてきたら求人を探す
次なるステップは求人を探すことです。
主に以下の方法で仕事を見つけることができます。
ステップ3:面接や採用試験を経て就職する
求人を見つけたら、基本的には履歴書やカバーレターなどの応募書類を用意して、応募をします。
審査に通れば、面接や採用試験などを経て、晴れて就職をすることができます。
会社によっては、リファレンス※を求められたり、複数の面接をクリアする必要がある場合も。
※リファレンスについては以下で詳しく解説しています↓
留学してから現地で就職先を探すために求められるスキルや必要なもの
留学してから現地で就職先を探すためには、どんなスキルがあるとよいのでしょうか?また、何か必要なものはあるのでしょうか?
以下について準備することをおすすめします。
英語力(語学力)
英語力(語学力)は、海外で働く上で必須のスキル。
特に、日本人が苦手とするスピーキングは日常的に使うため、就活前に語学学校に通ったり、海外の友達を作るなどして会話力を鍛えておきましょう。
海外経験が浅く英語に自信がない場合は、日系のオフィスや日系レストランなど、語学力がそこまで求められない環境で働くという方法もあります。
職歴や学位
応募する会社や職種によっては、職歴や学位が求められることもあります。
日本のものでもよい場合と、現地での職歴や学位が求められる場合とがあるため、求人に書かれている要件をきちんとチェックしましょう。
資金
十分な資金を用意することも大事です。
留学生活では、友人との付き合いや、思わぬアクシデントなどで想定以上にお金がかかることもあるからです。
留学したい国や都市ではどれくらい費用がかかるのかを早めにリサーチし、留学前にしっかりと貯金をしておきましょう。
ビザ
留学して現地で働くためには、就労が許可されているビザが必要です。
一番取得しやすいのはワーキングホリデービザ。
基本的には年齢条件さえ満たせば、その国で1年就労や観光、学校に通うことなどができるビザです。
なお、ワーキングホリデーで1年以上滞在できる国※もあります。(国によっては所定の手続きを行い延長申請する必要あり)
代表的な国は以下の通りです。
※条件は予告なく変更の可能性あり。留学時は、各国政府の最新の情報を確認してください。
その他、学生ビザでも、条件を満たせば働ける国があります。
留学してから現地で就職先を探す際に注意したいこと
留学してから現地で就職先を探す際に、注意したいことをいくつか解説します。
中・長期計画を立てる
まず注意したいのは、しっかりとした中・長期計画を立てること。
なぜなら、留学〜就職までは、たくさんの時間とお金を費やすことになるから。
たっぷりと資金があるのであれば、計画通りに進まなくても立て直す余裕はありますが、たいていの人はそうではないですよね?
計画が甘いと、例えばお金が足りなくて途中帰国をせざるを得なくなったり、就職活動が長期化してしまうなどの恐れがあります。
しっかり時間をかけて、留学や資金計画を立てましょう。
どのビザで働けるのか知っておく
ビザに関する知識も重要です。
理由は、どのビザでどのくらい働けるのかは、国によって異なるからです。
例えばカナダでは、一定の条件を満たせば学生ビザで週20時間まで働くことができます。
一方フィリピンでは、学生ビザを持っていても働くことはできません。
雇用主がビザのルールをよく理解していないこともあるので、ルールを自分で理解した上で仕事を探すことが重要です。
うまくいかなかった場合のプランも用意しておく
海外での就職活動は、スムーズに行かないこともあります。
また、例え働き口が見つかったとしても、
- 会社都合でシフトを減らされて、思うほど稼げない
- 突如クビを言い渡される
というケースもあります。
こういったケースに備え、複数の留学・キャリアプランを立てて置くことがとても重要です。
最低賃金を知っておく
働く都市の最低賃金は必ず理解しておきましょう。
残念なことに、留学生を騙し、最低賃金以下で働かせる雇用主はどこの国にもいます。
最低賃金は「minimum wage 都市名」で検索すれば簡単に調べられますよ。
まとめ:留学で準備を固めた上で海外就職を目指そう
今回は、留学してから現地で就職先を探す方法を解説しました。
再度、就職先を探すステップを紹介します。
留学先がまだ決まっていない人は、ぜひ留学情報のセクションもチェックしてみてください。
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