【バンクーバー留学】おすすめポイントやデメリットまとめ(現地最新情報)

バンクーバー・ダウンタウン

今回も留学先を検討している人、バンクーバー留学に興味がある人に向けた記事を書いていきます。

今回のトピックは「バンクーバー留学のおすすめポイントやデメリット」です。

バンクーバー留学の具体的なおすすめポイントが知りたい

メリットだけでなくデメリットも知りたい

一般論ではなく、バンクーバー在住者のリアルな声を聞かせて!!

といった方に特に読んでいただきたい記事です。

参考:記事執筆者ステータス

  • カナダ・バンクーバー在住9ヶ月目(最新の情報をお届けできます)
  • 現役ライター(留学、海外生活ジャンルがメイン)
  • 元留学アドバイザー(留学者の不安な気持ち、よく理解してます!)

それでは解説していきます!

【バンクーバー留学】おすすめポイント

気候

バンクーバーの魅力の一つは、カナダでありながら、そこまで寒さが厳しくない点。

夏は平均約20度前後と過ごしやすく、冬も冷え込んだとして1〜3度くらい。雪は滅多に降りません。

ただ、筆者の周りの声を聞くと、東京よりは寒いと言っている人が多いので、冬の防寒対策は必要ですね!

夏も、朝夕の冷え込みに備え、薄い羽織ものがあると安心です。

なお、気候に関してはこちらで詳しく解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください!

程よい街の大きさ

Image by InsightPhotography from Pixabay

Wikipediaによれば、2021年調査時点でのバンクーバー市の人口は約66万人(千葉県の船橋市くらい)。

バーナビー市やサレー市など周辺都市を含めた場合(通称:メトロバンクーバー)の人口は約260万人で、カナダでは第3位の規模です。(京都府と同じくらい)。

大きすぎず、小さすぎない街を探している人にはおすすめです! 

治安

バンクーバーは北米地域では比較的治安が良い街と言われています。

夜間でもバスやスカイトレイン(電車)などが走っており、私のルームメイト(女性)たちもダウンタウンでアルバイトをした後に、22時すぎ〜日付が変わる頃、公共交通機関で安全に帰宅してきます。

筆者も女性ですが、夜間に出歩いて危険な目に遭ったことは今のところありません。

しかし!!

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だからと言って日本のように過ごせるわけではありません。

在バンクーバー日本国総領事館作成の「安全の手引き」によれば、BC州の犯罪発生率は東京の7倍とみられているそうです。

また私が遭遇していないだけで、ダウンタウン、駅・電車内などで、殺傷・暴行事件が起こっているという話もよく聞きます。

よって人通りの多いエリアでは周りに注意して歩く、人通りの少ない路地などは歩かない、危険な地域には立ち入らないなど自衛は必須です。

ただいずれにしても、バンクーバーが海外初心者でも安全に過ごしやすい街の一つであることに間違いはないです。

豊富な出会いの機会

Photo by Felix Rostig on Unsplash

誰もが「海外に来たからには新しい友達が欲しい!」と思うことでしょう。バンクーバーはそんな人にぴったり。

語学学習系、ビジネス系、スポーツ/アウトドア系、ゲーム系など、趣味嗜好に合わせた豊富なミートアップ(日本でいうオフ会)がたくさんあり、参加登録もアプリやFacebookなどから簡単に行うことができます。

筆者も使っているおすすめアプリはmeetupです!

また、語学学校やカレッジなどが主催する、交流イベントなどもあり、そこで人脈を広げる人も多いですよ。

日本のものが手に入る

バンクーバーは移民の多い街。そのため、日系(またはアジア系)の飲食店やお店が沢山あります

「海外にいる気がしない」という感想を漏らす人もいるほど、日本のものが問題なく手に入りますし、日本食も食べられます。

公立図書館には日本の漫画なども取り揃えられています。

ただし物価は日本よりも高く、例えばラーメンや納豆などは2倍強の値段がします・・・。

約3ドルで買った納豆と、カップ麺。豆腐は2ドルくらい。

それでも慣れない留学生活に疲れた時に、すぐ日本の文化に触れられるのは心の救いになります。

特に初めて留学する人は大抵辛くなる時期が訪れると思うので、ある程度日本文化がそばにある環境に身を置くのはとてもおすすめです。

実際私も来て数ヶ月の時に日本食を食べただけで、とてもリラックスできたのを覚えています。

英語学習者に最適な街の一つ

カナダの英語は、イギリス英語の影響とアメリカ英語の影響の両方を受けているという特徴があります。

一般的には聞き取りやすい英語を話す人が多く、英語学習初心者でも馴染みやすいと言われています!

Image by Наталия Когут from Pixabay

ただ、語学学校や留学生が多く通う学校などでは少し事情が変わります。

そういった学校にはネイティブは通わないので、留学序盤は、様々な国の独特な英語に触れることになり、意思疎通に苦労することも。

それをメリットと捉えるか否かは意見が分かれるところですが、私はメリットが多いと考えます。

理由は、実際に海外で生活や仕事をしてみると、教科書や試験で耳にした英語よりも、独特な発音やアクセントの英語を話す人が多いと気づくからです。

特にバンクーバーは移民を多く受け入れている街なので、もしもこの街で長く生活したいと思ったのであれば、様々な英語に触れ、慣れておくことが後の生活の助けとなるでしょう。

自然豊か

Image by Jeff Kingma from Pixabay

バンクーバーは都会と豊かな自然が共存している街です。

世界で2番目に美しいと言われている公園スタンレーパーク、ノースバンクーバーのキャピラノ渓谷、地元民が愛するビーチ、イングリッシュベイなども徒歩やバスで30分圏内。

都心部でおしゃれなランチやショッピングを楽しみつつ、少し足を伸ばせば自然に癒されることもできるという、いい所取りの街なのです!

日本人コミュニティが確立されている

Photo by Kylie Lugo on Unsplash

日本人に人気の移住・留学先であることから、既に多くの日本人コミュニティが存在するのもメリット。いざとなった時に、バンクーバーに詳しく、日本語で相談ができる仲間を見つけやすいのは心強いですよね!

働き口を見つけやすい

移民を多く受け入れている街のため、外国人であっても比較的働き口を見つけやすいのが魅力です。

中国を筆頭にアジア系の移民が多いことから、日系・アジア系の飲食店や企業もあり、雇用主も日本人の受け入れに慣れています。

留学が初めてという人でも、努力次第で何かしらの仕事は得られますし、スターバックスやローカルカフェなどでアルバイトしている人も珍しくないですよ。

ただし簡単に職が得られるという意味ではなく、何十件も応募し、望んだ職を勝ち取っている人もいます。また、ローカルの仕事であればより高い英語力が求められるでしょう。

医療体制

MSPというカナダの公的な医療保険に加入していれば、多くの場合診察や治療費が無料です。(6ヶ月以上の学生ビザ、就労ビザ保有者が対象)

また、日本語対応している病院があるので、いざという時にもとても安心です。

おまけ:お役立ちリンク

バンクーバー医療機関情報

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 メインランドクリニック(日本語通訳スタッフが駐在)

バンクーバーで日本語対応している病院・クリニック|シティスクエアメディカル(キャッシュレス対応可) | Trans Med
シティスクエアメディカルは、日本人の医療通訳者が駐在し、バンクーバーで日本語で受診できる病院・クリニックです。 Broadway-City Hall駅から徒歩1分の場所にあります。日本語での予約、キャッシュレス対応が可能です。

便利な公共交通機関

主要な交通手段は電車、バス、シーバス(フェリー)です。

これらがあれば、都心部とその周辺には問題なく移動できます。電車の乗り換えもシンプルで、東京のような複雑な路線ではありません。

コンパスカードという交通系ICカード一つで、全ての乗り物に乗れるので大変便利ですよ。

アメリカや他都市・国とのコネクションの良さ

隣国ということもあり、アメリカ旅行がしやすいのもメリット。

例えばシアトルへはバスで約4時間、飛行機で約1時間で行けちゃいます。

もちろん、国内旅行も楽しめます。例えばBC州の州都で観光都市であるビクトリアにも、日帰りでいけます。

水上飛行機でシアトルやビクトリアに行くこともできる

あとは、南米に旅行する人も多いですね。

これらの地域に気軽に旅行したい人にとってはバンクーバーは良い街でしょう!

豊富なブルワリーやワイナリー

実は、お酒好きにはたまらない街でもあります。

スタンレーパークやグランビルアイランド、メインストリートなどをはじめとして、都心部やその周辺には多くのブルワリーやワイナリーが点在しています。

「フライト(flight)」と呼ばれる、小さめの飲み比べセットも人気で、メニューにあるお店が多いです。

メインストリート近くにある人気のブルワリー「33 Brewing Experiment」

【バンクーバー留学】ここはデメリット

物価が高い

バンクーバーは日本と比較し物価の高い街です。特に家賃、外食に関しては覚悟が必要でしょう。

家賃は住むエリアにもよりますが、シェアハウスで700ドル〜1000ドルくらいが相場。

留学生向けではないアパートを借り、友人と家賃を折半している友達が数人いますが、1LDK-2LDKで1500〜2000ドルが相場のようです。

(よって住む人数にもよるけれど一人当たりの家賃は700ドル以上にはなりそうですね)

外食は最低でも10ドル、夕飯ならば20ドル〜が目安。(+チップ)

マクドナルドなどファストフードであれば10ドル以内に収めることもできますが

日本のようにワンコイン(500円)でお腹いっぱい食べられる店はほぼないでしょう。

日本のサイゼリヤや吉野家が恋しいです。

部屋探しが大変

近ごろ、部屋探しに難航してる日本人留学生の声を非常に多く聞きます。

Twitterを見ると、常にシェアハウスの情報を求めるツイートが出回っています。

X

条件のいい物件は最初に見学した人が即決するケースが多いため、入居者募集の情報が出たらいかに早くオーナーにコンタクトをとり、見学の予約を入れられるかが鍵になります。

また、そのような状況なので、借り手の焦る気持ちを利用した詐欺やハラスメント等も横行しています。

自分の身を守るためにも、資金や時間に余裕を持って家探しを始めることをおすすめします。

日本人が多い

メリットとデメリットは表裏一体。

日本人の多さはメリットにもなり得ますが、異国の環境を味わいたい人にとってはデメリットとなるでしょう。

特に語学学校では、ほぼ確実に日本人学生がいます

クラスメイトによっては授業中でも日本語をたくさん使って同じ日本人のクラスメイトと会話するので、それがストレスになったという話もよく聞きます。

雨の多さと日照時間の少なさ(冬季)

冬季の降水量と日照時間の少なさはえげつないです。

街にもビタミンDのサプリメント広告が出ていました。

日照時間の短い地域では不足しやすい栄養素で、食事のみから接種するのは大変だそうです。

この時期は心身の健康管理に気を付ける必要があるでしょう。

娯楽が少ない

繰り返しになりますが、街の規模はそこまで大きくありません。

そのため、例えばニューヨークのような大都会で得られるエンターテイメントを求める人には退屈に感じることがあると思います。

また、アクティビティは自然に触れるものやスキーなどのウインタースポーツが主なので、そういったものに興味がない人にも辛いかもしれませんね。

日本人を狙った詐欺や犯罪など

日本人のNOと言えない性格を利用し、違法な労働契約を結ばせようとしたり、犯罪行為を働いたりする人がいるので注意が必要です。

ただ、これはバンクーバーに限ったことではなく、日本人に人気の留学地域ではよくあること。

よって

  • 書類の記載内容や言われていることを最低限理解できる英語力を身につける
  • 格安物件や良すぎる待遇など、うますぎる話は一旦疑ってかかる
  • 決断を迫られたらすぐに返事をせず、留学エージェントや現地の友人などに相談する

など、事前に対応を考えておくと良いでしょう。

おまけ:バンクーバー以外でおすすめの留学先は?

Image by Tobias Rehbein from Pixabay

ここまで読んで、「バンクーバーちょっと合わないかも・・・」と思った方に向け

目的別にバンクーバー以外でおすすめの留学先も紹介しておきます。

初留学

カナダ・トロント

バンクーバーよりも都会を目指したい人にはおすすめです。

働き口もバンクーバーよりも多いので、初めてのワーキングホリデーにも◎

オーストラリア

初めて留学先に選ぶ日本人は多く、時差が少なく、比較的温暖な気候が人気です。

ちなみに筆者はブリスベンに留学していたことがあります。

バンクーバーと似ていて中心街はそこまで大きくなく1日で回れるレベル。

地方出身者で都会を好まない人には合うと思います。

カナダ国内で日本人の少ないところに留学したい

ビクトリア

バンクーバーよりも日本人比率が少なく、カナディアンが多い街です。

私の知人でも、何人かバンクーバーからビクトリアへ引っ越していった人がいます。

街の規模はバンクーバーより小さく、都会暮らしを希望する人にはおすすめしませんが、観光都市としても人気の穴場留学先です。

費用を抑えたい

フィリピン、マルタ

費用を抑え、英語学習に集中したいのであれば、フィリピンかマルタがおすすめ。

フィリピンは、近年人気の留学先となっており、現地の物価や学費が安価なだけでなく、航空券代もお手頃なのが魅力。学費、滞在費、食費がセットとなっているプランを提供しているところも。

地中海に面したリゾート地の雰囲気を味わいたいのであればマルタ。実は、公用語の一つが英語です。ヨーロッパ観光にも気軽に行けるのが嬉しいですね。

ネイティブ英語を習得したい

アメリカ、イギリス

いわゆる教科書や海外ドラマに出てくるような本場の英語を習得したい、街並みを見たり観光も楽しみたいという場合はアメリカ、イギリス留学がおすすめです。

どちらも生活費は割高ですが、留学生向けの語学学校やプログラムが数多くあります。

学校内はバンクーバーと同じく、ネイティブ英語に触れる機会は少ないと思いますが、

学校外で、ネイティブの友達を作るチャンスは沢山広がっています!

まとめ

今回は、バンクーバー留学のメリット、デメリット、他地域でおすすめの留学先についても解説しました。

基本的には、バンクーバー留学は初めての留学におすすめで、

語学留学からスキルアップ留学、ワーホリまでさまざまな留学目的に適した都市です。

今回の情報を参考にしていただき、ぜひあなたの納得の行く留学先を検討してみてくださいね。

それではまた!

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