今回は、ワーキングホリデー先としても人気が高い、ニュージーランドに海外移住する場合の費用はいくらかかるのかを紹介します。
支出だけでなく、得られる収入(給与水準・最低賃金)もまとめるので、移住計画に役立ててください。
ニュージーランドの海外移住費用
それでは、ニュージーランドの海外移住でかかる主な費用について紹介します。
※本記事で「ドル」と記載しているものは、断りがない限り全てニュージーランドドルです。1ニュージーランドドル= 約83円です(2023年3月現在)
ビザ申請料
ビザの申請料は、ビザによって異なります。
ここでは、1年滞在が可能なワーキングホリデービザ、そしてニュージーランド指定の高等教育機関を卒業すると申請できるPost Study Work Visaの申請費用を紹介します。
- ワーキングホリデービザ:35ドル(観光税。申請費用はオンラインならば無料)
- Post Study Work Visa:700ドル〜
Post Study Work Visaは、ニュージーランドの大学などを卒業すると得られる、雇用主からのジョブオファーを得なくても取得できるワークビザです(最大3年間の滞在が可能)。
申請するためには、大学や専門学校などに行く必要があり、その学費もかかりますが、専門スキルを得て現地就職&永住権申請を目指す王道の方法の一つです。
航空券
航空券比較サイトのスカイスキャナーによれば、ニュージーランド行きの往復航空券の相場は約12万円です。
最も安い月は6月で約10万円、高い月は4月で約15万円です。
費用を抑えたい場合は、乗継便や格安航空会社(LCC)の利用を検討しましょう。
保険
日本の海外旅行保険に加入する場合、1ヶ月で1万円〜2万円ほどかかります(プランによる)。
費用を抑えるのであれば、ニュージーランド現地保険がおすすめです。
安価なものでは、年間の保険料が10万円以下のものも見つかります。
家賃
ニュージーランドの家賃は、都市部・郊外などの立地により大きく異なります。
Numbeoによれば、ニュージーランドの首都、ウェリントンの1ベッドルームアパートの家賃は以下の通りです。
- 市中心部: 2,518.12 ドル
- 郊外:2,261.47 ドル
つまり、都心であれば家賃の相場は21万円台で、郊外であれば19万円台くらいです。
物価
物価は日本より高いものが多いです(一部食料品を除く)。
世界の物価がわかるデータベースのNumbeoによれば、ニュージーランドの首都、ウェリントンの主な物価の平均は以下の通りです。
- ペットボトルの水(330ml):3.71 ドル
- 牛乳(1l):3.10 ドル
- 卵(12個入):7.42 ドル
- 月額定期:152.30 ドル
- タクシー初乗り:3.75 ドル
消費税
ニュージーランドの消費税(GST)は、15%です。
ただし、金融サービス、居住用の不動産の家賃などについては税の支払いが免除されます。
ニュージーランドで得られる収入
では次に、ニュージーランドで得られる収入について見てみましょう。
給与水準と、最低賃金を紹介します。
給与水準
Jobtedによれば、2023年のニュージーランドの平均年収は61,828ドルです。
最低賃金
2023年1月現在、ニュージーランドの最低時給は21.20ドルで、同年4月1日より22.7ドルに値上がりする予定です。