調理師になるはずが、レディガガも指名する世界トップネイリストに?!【海外の仕事・就職】

お話を聞いた人:
ネイリスト・ネイル講師・美容室経営 荒川安史さん

アメリカのネイリスト大会で数々の賞を受賞し、北米のエンターテイメント業界からも指名されるネイリスト兼ネイル講師。日本人らしい繊細な技術とサービスでカナダのバンクーバーで愛されるヘア・ネイルサロン「KAEN」を経営。

カナダに来たきっかけは?

大学を卒業後、ホテル業界に進みたくて、語学とホスピタリティ・マネジメントを学びにバンクーバーに留学しました。カレッジで学んだ後に大手のホテルでインターン実習予定だったんですが、そのタイミングで業界で大きなストが発生して実習ができなくなり、仕方なく一度日本に帰国したんです。でも、その間にできた人脈から、ホテルのレストランの就職を紹介してもらえることになり、再びワーキングホリデービザで来ました。

そこからホテル業界へ?

いいえ。実はそうならなくて。ワーホリで来た時、ちょうどアメリカの9.11の同時多発テロ事件が発生したんです。そのためホテル業界も人員削減に入ってしまい、仕事が無くなってしまいました。日本でそのために調理師免許もとって準備していたんですが。
そこで、現地のジュエリーショップの仕事をみつけて、働くことにしました。その時に、ディスプレイやジュエリー制作の仕事ぶりや手先の器用さを認めていただきました。

ネイリストになったのは?

ワーホリ後に永住権を申請したんですが、その間に何か手に職をつけようと思って。ジュエリーショップの同僚がネイリストをすすめてくれたので、気軽な気持ちでネイルの学校に通ったんです。
もともと細かな作業が得意だったんですが向いていたようで、卒業する頃には学校から「講師をやってみないか」と誘われネイル講師をすることに。同時に、エステサロンでもネイリスト、ジュエリーショップ店員を掛け持ちしていたので、多忙でしたね。

その後独立されて自身のサロンを?

はい。2004年にネイルとヘアサロンの総合美容室をオープンしました。今思えば若かったからこそできたのかもしれませんが、勢いですね(笑)
経営なんて初めてなので、いろんな方から学びながら、発注や会計など全て自分でやりました。海外でお店をオープンするには、タイミングと人との出会いが大事だなと実感しました。

その後アメリカの大会に出場を?

はい。アメリカのラスベガスやロングビーチなど各地で開催されるネイル大会に出場し、ありがたくも1位を獲得するなど多くの賞をいただきました。
私たちのお客様は日本人らしい繊細なデザインやサービスを求めてこられます。でも私はカナダでネイルを学んだので、日本とはまた違う技術なんですよ。サロンを始めた当初の数年は、日本に帰国するたびに勉強して検定を受け、知識や技術を上げる努力もしました。

一緒に働くスタッフの方は?

日本からワーホリで来る技術ある美容師さん達なんですが、うちでサポートして永住権まで取得して長く働いてくれるスタッフも多いです。一番長い人だと11年くらい。
日本だと美容師さんは労働環境が悪いイメージがあるようですが、カナダでは仕事とプライベートのオン・オフがはっきりしているので日本より働きやすいかもしれません。ただ、お客様とコミュニケーションが取れる英語力は大事ですね。

これからの目標は?

今までの自分を振り返ると、2年後、3年後など常に短いスパンで将来の目標を常に持ってた気がします。正直、ここ数年はコロナの影響もあり、毎日毎日の試行錯誤の中、一歩一歩やりぬく事に必死になっていました。そんな中でも、これから先にもっとできる何かを見つけて、どんどんチャレンジしていきたいと思っています。

これから海外で働きたい方へ。

海外に出てみたいと思ったら、もう実際に行ってみるしかないですよね(笑)海外問わず、最初の一歩を踏み出すのは、簡単ではない事がたくさんあります。色んな一歩に対処できる力を身につけるためにも、今の自分の場所から飛び立つ事は、いい経験になると思います。ぜひ自分を信じて突き進んで下さい。

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