イギリス留学を検討する時に多くの人が心配するのは費用面。
学費やビザ、生活費はいくらくらいかかるのかなんて、なかなか想像できませんよね?
そこで今回の記事では、イギリス留学で費用がいくらかかるかを解説します。
この記事を読めば、イギリスの留学費用の総額が大体どれくらいかかるかがわかります。
また、節約方法や現地の物価についても解説するので、これからイギリス留学に行きたい人はぜひ情報を役立ててくださいね。
イギリス留学の費用はいくらかかる?
最初に、この記事のメイントピックである、イギリス留学の費用を発表します。
1年間にかかる留学の費用(学費を除く)
イギリス留学の場合、1年間にかかる留学の費用の総額(学費を除く)はおよそ176万円〜358万円ほどです(レートは2022年11月14日現在のものを参考に、1ポンド=164円で計算)。
この金額に含まれるのは以下の費用です。
滞在費(家賃、水道光熱費、インターネット利用料を想定) | 84万円〜216万円 |
生活費(食費、消耗品費、通信費、交通費を想定) | 65万円〜90万円 |
航空券代(往復) | 10万円〜20万円 |
保険代 | 10万円〜25万円 |
ビザ申請費用(学生ビザの場合) | 363ポンド=約6万円 |
パスポート発行費用(有効期間が10年の場合) | 16,000円 |
- 住居タイプ(ホームステイ、学生寮、シェアハウスなど)
- 自炊と外食のバランス
- 旅行やアクティビティへどれくらい参加するか
- 航空券や保険の内容
などにより金額が変わるため、上記の金額には幅があります。
なお、交際費や旅費、趣味の費用などは個人差があるため上記総額には入れていません。
学校に通う場合、これらに学費をプラスすると、留学費用の総額が試算できます。
語学学校の学費相場
語学学校の学費は、1週間で約100ポンド〜260ポンドかかります。通学期間が長くなればなるほど、週あたりの授業料は安くなるのが一般的です。
※教材費は別途かかります。
大学の学費相場
イギリスの学生のお金事情に関するウェブサイトSave the Studentによれば、大学の学費相場は、学士課程(Undergraduate)の場合1年間で約11,400ポンド(約187万円)〜 32,081 ポンド(約526万円)です。
※医学部など専門的で学費が群を抜いて高額な学部を除く
イギリス留学の費用内訳
次に、イギリス留学の費用内訳を詳しく解説します。
費用には留学前に支払うもの、留学中に支払うものがあります。
いつまでにどの費用を準備すべきかおさえて、準備を始めましょう!
留学前に支払うことになるのは、以下の費用です。
留学中に支払うことになるのは、以下の費用です。
ここからは、費用の項目ごとに解説していきます。
学費(授業料・教材費・入学申請料など)
学費には、授業料や教材費、入学申請料が含まれます。
教材費や教材の使用有無は、学校や専攻によって異なるため、通学予定の学校に確認してください。
パソコンが必須の場合、その費用も発生します。パソコンのスペックにより金額に差がありますが、およそ10万円〜20万円ほどかかることを予想しておきましょう。
入学申請料(application fee/registration fee)は、学校申請の時点で支払います。相場は1万円〜2万円ほどで、基本的には返金不可です。
滞在費(家賃・水道光熱費・インターネット利用料など)
居住する家のタイプにより金額は異なりますが、基本的にはシェアハウスが一番安いでしょう。
水道光熱費やインターネット利用料は家賃に含まれている場合もありますが、別になっている場合もあるので契約する前に確認しましょう。
ホームステイの相場は、月12万円〜15万円ほどです。食事があるかないかでも費用が変わります。
シェアハウスの相場は、月7万円〜10万円ほどです。一般的に、都心やアクセスの良い場所ほど家賃は高くなる傾向にあります。
学生寮の相場は、月13万円〜18万円ほどです。大学や語学学校附属の寮で、個室か2人部屋などから選べるのが一般的です。
また、ホームステイと学生寮では、別途申請料(アレンジ手数料)がかかります。(およそ1万円〜3万円)
生活費(食費・消耗品費・通信費・交通費など)
生活費には、以下の費用が含まれています。
- 食費
- 消耗品費
- 通信費
- 交通費
イギリスは日本より物価が高めで、特に外食が多いと食費もかかります。
通信費(携帯料金)は月額4,000円〜6,000円くらい。交通費に関しては、オイスターカードと呼ばれる、交通系ICカードが主流で、月に平均150ポンド(25,000円)ほどかかります。
航空券
航空券の相場はおおよそ以下の通りです。
- 直行便・往復の場合:15万円〜20万円ほど
- 乗り継ぎあり・往復の場合:10万円〜15万円ほど
※渡航時期や購入のタイミングにより、金額は変動します。2月や6月は航空券が安めです。
保険代
保険には大きく分けて2種類あります。
- 日本の海外旅行保険
- 現地の健康保険
基本的に、日本の保険の方が金額が高いですが、補償が充実しているというメリットがあります。
現地の保険にはNHS(National Health Service)というものがあり、学生ビザやワーキングホリデーで6ヶ月以上滞在する場合に加入できます。
日本の保険より安価なのがメリットですが、補償は医療などに限定されており、盗難や飛行機遅延など医療外の補償はありません。
ビザ申請費用
6ヶ月以上滞在する場合は、事前にビザ申請が必要です。費用は以下の通りです。
- 観光ビザ(6ヶ月):100ポンド(約16,000円)
- 短期学生ビザ(11ヶ月):200ポンド(約33,000円)
- 学生ビザ:363ポンド(約6万円)
- YMS(ワーキングホリデービザ):259ポンド(約42,000円)
パスポート発行費用
パスポートを持っていない場合は、発行費用もかかります。
- 有効期限が5年のパスポートは11,000円
- 有効期限が10年のパスポートは16,000円
です。その他、写真撮影代や戸籍謄本などの取得にもお金がかかります。
(参考:パスポートの申請から受領まで)
イギリス留学で節約する方法
ここまでで、イギリス留学でいくらくらいかかるかがわかったと思います。次なる不安は「お金が足りるかどうか」ではないでしょうか?
その不安を減らすため、イギリス留学でどうやって節約できるか、いくつかアイディアを紹介します。
自炊をする
イギリスは、外食費用が日本と比べて1.5倍〜2倍ほど高いです。
食料品は日本と同じくらいか安いものもあるため、自炊をすることで節約ができます。
学割の活用
イギリスでは、学割が使えるお店やサービスなどがあるので、活用すると節約になります。
学割を利用するには学生証や学校のメールアドレスが必要になる場合が多いので、準備しておきましょう。
【イギリス保存版】学割が使えるお得なサービスTOP15【社会人学生もOK】
授業時間数やコースを変更する
語学学校では授業時間数やコースを変更することで、授業料が若干節約できます。
ただし、授業を減らしたり質を下げることで、学習効果が得られない可能性もあるので慎重に判断しましょう。
コスパの良い学校やコースは、留学エージェントに相談するのがおすすめです。
奨学金に申し込む
学校に通う場合、日本や海外政府・教育機関などが提供している奨学金に申し込める可能性があります。
年齢や参加するプログラムなどによって応募できる奨学金は異なります。
早いものでは1年以上前から受付を始めるので、行きたい学校が決まったと同時に、良い奨学金がないかリサーチすると良いですよ。
シェアハウスに住む
シェアハウスは、ホームステイや寮と比べると家賃が安いのでおすすめです。
さらに、
- 1部屋に2人で住む
- 駅から遠い物件にする
- 古い物件を選ぶ
など、どこかしらで妥協すると割安な部屋が見つかる可能性が高まりますよ。
クーポンを駆使
クーポンサイトやアプリを駆使して、お得に買い物やサービスを利用しましょう。
古着や中古品を使う
古着屋や、Facebook Marketplaceのような個人間で不用品の取引ができるサービスを利用すると、お得に買い物ができます。
【2021年】イギリスで不要品を売るおすすめのサイトとアプリ【チャリティもあり】
留学エージェントと契約する
留学エージェントと契約し、学校に申し込むことで、授業料が安くなることがあります。
詳しくは、イギリスの留学に強いエージェントに問い合わせてみましょう。
LCCや乗り継ぎ便のチケットを探す
LCCや乗り継ぎ便のチケットを探せば、相場よりも安く渡航できる可能性があります。
- 航空券の値段比較サイトを使用して自分で安い航空券を見つける
- 格安航空券を手配してくれる旅行会社や留学エージェントに依頼する
などの方法があります。ただし、総移動時間は20時間を超えることもあるので、覚悟しておきましょう。
【参考】イギリスの物価
イギリスの物価がどれくらいなのかも紹介します。
アイテム | 相場 |
---|---|
卵1パックLサイズ(12個入り) | 370円〜410円 |
とり胸肉(500グラム) | 430円〜630円 |
牛乳(1L) | 160円〜200円 |
トイレットペーパー(4ロール) | 250〜350円 |
交通費(月額) | 15,000円〜24,000円 |
カフェのコーヒー | 400円〜500円 |
外食:ラーメン | 1,600円〜2,000円 |
まとめ:イギリス留学の費用を知ればお金の不安は減らせる
今回は、イギリス留学の費用と、節約方法や物価相場を解説しました。
費用を再度掲載するので、しっかり覚えておきましょう、
イギリス留学の費用を知れば、留学のお金に関する不安は減らせます。
あとは他の留学準備に集中して、納得の行く留学生活を送ってくださいね。
イギリスでお得に通える学校などのアドバイスが欲しいなら、留学エージェントに相談するのがおすすめ。
詳しくは、イギリス留学でおすすめの留学エージェントという記事にまとめているので、よかったらそちらも読んでみてくださいね。