留学をしようと思った時にまず調べるのは費用面ではないでしょうか?
費用が足りない場合、そもそも留学は実現できないですからね。
そこで今回の記事では、ニュージーランド留学で費用がいくらかかるかを解説します。
この記事を読めば、ニュージーランドの留学費用が総額でいくらになるかわかります。
また、節約方法や現地の物価にも触れるので、これからニュージーランド留学に行きたい人はぜひ本記事を役立ててくださいね。
※本文中でドルと表記されているものは全てニュージーランドドルです。
ニュージーランド留学の費用はいくらかかる?
最初に、最も気になるニュージーランド留学の費用を発表します。
1年間にかかる留学の費用(学費を除く)
まず、学費を除き1年間にかかる費用から紹介します。(学費は通う学校により大きく異なるので、後ほど相場を発表します。)
ニュージーランド留学の場合、学費を除く費用の総額は1年間でおよそ120万円〜290万円ほどです(レートは2022年11月15日現在のものを参考に、1ドル=86円で計算)。
この金額に含まれるのは以下の費用です。
滞在費(家賃、水道光熱費、インターネット利用料を想定) | 60万円〜180万円 |
生活費(食費、消耗品費、通信費、交通費を想定) | 45万円〜65万円 |
航空券代(往復) | 10万円〜18万円 |
保険代 | 5万円〜25万円 |
ビザ関連費用(学生ビザ・観光税支払い) | 35ドル=約3,000円 |
パスポート発行費用(有効期間が10年の場合) | 16,000円 |
- 住む家や部屋のタイプ
- 外食や飲みに行くかどうか
- 旅行やアクティビティへの参加具合
- 保険や携帯電話のプラン
などによっても金額が異なるので、上記の金額には幅があります。
なお、交際費や旅費、趣味にかける費用などは個人差があるので上記金額には含めていません。
学校に通う場合、これらに学費をプラスすると、留学費用の総額が試算できます。
語学学校の学費相場
語学学校の学費は、1週間で300ドル〜400ドルが相場。
受講期間が長いほど、週あたりの授業料は安くなるのが一般的です。
※教材費は別途かかります。
大学の学費相場
Study in New Zealandによれば、学士課程の場合、大学の学費相場は1年で約22,000ドル〜32,000ドル(189万円〜275万円)です。
ニュージーランド留学の費用内訳
次に、ニュージーランド留学の費用内訳を詳しく解説します。
費用には留学前に支払うもの、留学中に支払うものがあります。
いつまでに・何を・いくら準備すべきか、整理して理解しておくことが重要です!
留学前に支払うことになるのは、以下の費用です。
留学中に支払うことになるのは、以下の費用です。
ここからは、費用の項目ごとに解説していきます。
学費(授業料・教材費・入学申請料など)
学費には、授業料や教材費、入学申請料が含まれます。
教材費は、学校や専攻によって違うので、通学予定の学校に問い合わせてみましょう。
パソコンが必須の授業では、その費用もかかります。金額はパソコンの性能により異なりますが、およそ10万円〜20万円ほどかかると試算しておきましょう。
入学申請料(application fee/registration fee)は、学校に申し込む段階で支払います。相場は1万円円〜3万円くらいで、返金不可の場合が多いです。
滞在費(家賃・水道光熱費・インターネット利用料など)
暮らす家のタイプにより、金額に違いがあります。ホームステイや学生寮と比較すれば、シェアハウスが一番安い滞在方法です。
水道光熱費やインターネット利用料は家賃に含まれている場合もありますが、別で支払うこともあるので契約時に確認しましょう。
ホームステイの相場は、月8万円〜11万円ほどです。食事の回数や有無で費用が変わります。
シェアハウスの相場は、月5万円〜8万円ほどです。一般的に、中心地や駅に近い利便性の良い場所ほど家賃は高いです。
学生寮の相場は、月10万円〜15万円ほどです。大学や語学学校の管理する寮で、個室か複数人で住む部屋から選べることが多いです。
また、ホームステイと学生寮の場合、家賃とは別に手配料がかかります。(およそ2万円〜3万円)
生活費(食費・通信費・交通費など)
生活費には、食費や通信費、交通費などが含まれています。
ニュージーランドはスーパーなどでは東京よりも安く買い物ができる一方、外食は割高なので、外食の頻度が食費に大きな影響を与えます。
通信費(携帯電話代)は、契約するプランにより3,500円〜7,000円ほどまで幅があります。
交通費に関しては、月1万円〜13,000円ほどと想定しておきましょう。
航空券
航空券の相場は、往復で10万円〜18万円ほどです。
近年では、格安航空券を利用することにより、10万円以下のチケットを買えることもあります。
※渡航時期や購入のタイミングにより、金額は変動します。
保険代
保険には大きく分けて2種類あります。
- 日本の海外旅行保険
- 現地の保険
基本的に、日本の保険の方が金額が高いですが、補償が充実しているというメリットがあります。
また、ニュージーランド留学で学校に通う場合、学校が指定する基準を満たす保険に加入する必要があります。しかし、基準を満たす日本の海外旅行保険に加入すると年間20万円以上になることが多いです。
よってニュージーランド現地の保険に加入する留学生もいます。
年間で5万円ほど〜と安価な保険料が魅力ですが、補償は日本の保険ほど充実していないことが多いです。(盗難や飛行機の遅延などは対象外)
そのため、基本は現地の保険に入り、補償が足りない部分を日本の海外旅行保険でカバーする人もいます。
ビザ関連費用
3カ月を超えフルタイム(1週間で20時間以上)で学校に通う場合、学生ビザが必要です。学生ビザ・ワーホリビザを取得する場合、以下に当てはまれば、ビザ申請費用は0円です。
- 日本国籍保持
- 日本からオンラインでビザ申請
ただし、別途観光税(IVS)がかかり、その費用は約3,000円です。
3ヶ月以内の滞在では、NZeTAという電子渡航認証の手続きが必要です。
費用はアプリからの場合17ドル(約1,500円)、オンラインの場合23ドル(約2,000円)で、観光税もかかります。
パスポート発行費用
パスポートを持っていない場合は、発行費用もかかります。
- 有効期限が5年のパスポートは11,000円
- 有効期限が10年のパスポートは16,000円
です。その他、写真撮影代や戸籍謄本などの取得にもお金がかかります。
(参考:パスポートの申請から受領まで)
ニュージーランド留学で節約する方法
ここまでで、ニュージーランド留学で大体どれくらいお金がかかるかがわかったと思います。
そこで不安になるのは「お金が足りるかどうか」ではないでしょうか?
その不安を減らすため、ニュージーランド留学でどうやって節約できるか、具体例を紹介しますね。
外食をできるだけしない
ニュージーランドは、外食費用が日本と比べて1.5倍〜2倍ほど高いです。
よって外食をできるだけしないようにすると、節約効果があります。
学割の活用
ニュージーランドでは、学生を対象とした割引を行っている機関があります。
例えば、映画館やジム、飲食店などです。
学割を利用するには学生証が必要になることがほとんどなので、携帯してお得にサービスを利用しましょう。
以下に参考サイトを載せておきます。
授業時間数やコースの変更
語学学校では、週の授業時間数やコース内容によって授業料が異なります。そのため、授業料をおさえられる時間数やコース内容に変更するという方法があります。
ただし、節約を一番の目的にしてしまい、英語力が伸びなかったら意味がないので、バランスを考える必要はあります。
留学エージェントなど、プロの助言をもらうのも良いでしょう。
奨学金に申し込む
学校に通う場合、日本や海外政府・教育機関などが提供している奨学金に申し込める可能性があります。
年齢や留学の内容によって応募できる奨学金は異なります。早いものでは1年以上前から申し込みを受け付けているので、留学プランが決まったと同時に、応募可能な奨学金がないかリサーチを始めましょう。
安いシェアハウスを探す
安いシェアハウスを探すのも節約の一つ。どこか妥協できる点を見つけると、相場より安い部屋が見つかりやすいです。
例えば、
- 個室ではなく2人部屋にする
- 駅から少し遠い物件を探す
- 築年数が古めの物件を探す
などがおすすめです。
クーポンを駆使
クーポンサイトやアプリを駆使して、お得に買い物やサービスを利用しましょう。
クーポンを紹介しているサイトを載せておきます。
お得なクーポンを活用してニュージーランド生活をもっと楽しもう!
古着や中古品を使う
古着屋や、Facebook Marketplaceのような個人間で不用品を売買するサービスを利用すると、お得に買い物ができます。
中古品を購入する方法をまとめたサイトを載せておきます。
ニュージーランドでお得に中古品を買う方法(衣服・日用雑貨編)
ニュージーランド掲示板(※実際に売買ができるサイト)
留学エージェントを使う
留学エージェントを使い学校に申し込むことで、授業料が安くなることがあります。
詳しくは、ニュージーランドの留学に強いエージェントに問い合わせてみましょう。
飛行機はLCCや乗り継ぎ便にする
LCCや乗り継ぎ便を利用することで、相場よりも安い航空券に出会える可能性があります。
- 航空券の値段比較サイトを使用して自分で安い航空券を見つける
- 格安航空券を手配してくれる旅行会社や留学エージェントに依頼する
などの方法を試してみてください。
ただし、乗り継ぎ時間がとても短い(1時間前後など)航空券もあるため、最低でも2時間以上あるものを選ぶのがベターです。
【参考】ニュージーランドの物価
ニュージーランドの物価がどれくらいなのかも紹介します。
アイテム | 相場 |
---|---|
卵1パックLサイズ(12個入り) | 400円〜600円 |
とり胸肉(500グラム) | 600円〜700円 |
牛乳(1L) | 250円〜300円 |
トイレットペーパー(4ロール) | 300〜400円 |
交通費(月額) | 10,000円〜13,000円 |
カフェのコーヒー | 300円〜400円 |
外食:ラーメン | 1,100円〜1,600円 |
まとめ:ニュージーランド留学の費用を知り、お金の準備をしよう
今回は、ニュージーランド留学でどういった項目に、いくら費用がかかるのかを解説しました。
まとめとして、それぞれの費用をおさらいしましょう。
これで大体の費用がわかったので、お金の準備を始めましょう。お金の準備さえしっかりしてしまえば、安心して留学生活が送れます。
とはいえ、一人で準備するのは不安・・・という人もいますよね。
そういう人はニュージーランド留学に詳しいエージェントに相談すると良いですよ。
ニュージーランド留学でおすすめの留学エージェントについて、以下の記事で紹介しているのでチェックしてみてください。