留学を考えている人なら誰でも抱えているのが、お金に関する悩み。
漠然とお金がかかるのはわかるけど、一体いくらあったら安心なのか、検討がつかない人も多いのでは?
そこで今回の記事では、オーストラリア留学で費用がいくらかかるかを解説します。
この記事を読むことで、オーストラリア留学費用の総額がわかります。
それだけでなく、節約する方法や現地の物価も紹介するので、これからオーストラリア留学に行きたい人はぜひ最後まで読んでみてください。
※本文中でドルと表記されているものは全てオーストラリアドルです。
オーストラリア留学の費用はいくらかかる?
いきなり本題ですが、オーストラリア留学の費用はいくらかかるのか見ていきましょう!
1年間にかかる留学の費用(学費を除く)
まず、学費を除き1年間にかかる費用は、1年間でおよそ140万円〜300万円ほどです(レートは2022年11月13日現在のものを参考に、1オーストラリアドル=93円で計算)。
この金額に含まれるのは以下の費用です。
滞在費(家賃、水道光熱費、インターネット利用料を想定) | 60万円〜180万円 |
生活費(食費、消耗品費、通信費、交通費を想定) | 60万円〜80万円 |
航空券代(往復) | 8万円〜12万円 |
保険代 | 6万円〜24万円 |
ビザ申請費用(学生ビザの場合) | 650ドル(約6万円) |
パスポート発行費用(有効期間が10年の場合) | 16,000円 |
- 住む家の種類(ホームステイ、学生寮、シェアハウスなど)
- 外食の回数
- 旅行やアクティビティへの参加回数
- 航空券や保険の内容
などにより金額に違いが出るため、上記の金額には幅があります。
なお、旅行に行く費用や、友達などと遊びに行く費用については上記に含めていないです。
学校に通う人は、上記に学費を足せば、留学費用の総額が試算できますよ。
語学学校の学費相場
語学学校の学費相場は、1週間で300ドル〜450ドルくらいです。(一般英語コースの場合)
受講週数が多いほど、週あたりの授業料は安くなるのが一般的です。
※教材費は別途かかります。
大学の学費相場
オーストラリア政府運営のウェブサイト、Study Australiaによれば、大学(学士課程)の1年間の学費相場は20,000ドル〜45,000ドル(約186万円〜419万円)くらいとのことです。
※職業訓練校(TAFE)の1年間の学費相場は4,000ドル〜22,000ドル(約37万円〜205万円)
オーストラリア留学の費用内訳
次に、オーストラリア留学の費用内訳を詳しく解説します。
費用には留学前に支払うもの、留学中に支払うものがあります。
分けて考えて、必要な時期までに資金を準備しましょう。
留学前に支払うのは、以下の費用です。
次に、留学中に支払うのは、以下の費用です。
ここからは、費用の項目ごとに解説していきます。
学費(授業料・教材費・入学申請料など)
学費には、授業料や教材費、入学申請料などが含まれます。
教材費は、教育機関や専攻する科目によって変わってくるため、通学する学校に確認しましょう。
パソコンが必須な場合、その費用も計算に入れましょう。金額はパソコンの性能により変わりますが、およそ10万円〜20万円ほどかかると想定しておけばOKです。
入学申請料(application fee/registration fee)は、学校に申請する段階で支払います。相場は2万円前後で、返金不可であることが多いです。
滞在費(家賃・水道光熱費・インターネット利用料など)
滞在費は暮らす家のタイプにより様々です。基本的には、シェアハウスに住むと家賃を安く抑えられます。
水道光熱費やインターネット利用料は家賃に含まれている場合と、別途支払う場合があるので契約前に確認しましょう。
ホームステイの相場は、月10万円〜13万円ほどです。食事の有無で費用が変わります。
シェアハウスの相場は、月5万円〜9万円ほどです。一般的に、中心地や駅に近い利便性の良い場所ほど家賃は高いです。
学生寮の相場は、月12万円〜15万円ほどです。大学や語学学校が運営する寮で、キャンパスから近く人気のため早めに申し込む必要があります。
ちなみにホームステイと学生寮の場合、家賃とは別に申請料(手配料)がかかります。(およそ2万円〜3万円)
生活費(食費・携帯電話代・交通費・交際費など)
生活費には、食費、消耗品費、携帯電話代、交通費、交際費などが含まれます。
オーストラリアは外食費用が高く、日本の1.5倍から2倍くらいなので、外食に行く頻度が多いと食費が高額になります。
携帯電話代はプランによりますが3,000円〜7,000円ほどで契約できます。
交通費は、住んでいる場所にもよりますが、月額でおおよそ1万円前後かかります。
航空券
航空券の相場は、往復で8万円〜12万円ほどです。
※渡航時期や購入のタイミングにより、金額は変動します。
保険代
保険は2種類に分けられます。
- 日本の海外旅行保険
- 現地の健康保険
オーストラリアの場合、「学生ビザ」で滞在する人は現地の健康保険であるOSHC(Overseas Student Health Cover)に加入することが義務付けられています。金額は、月額50ドル〜55ドルくらい(約4,600円〜5,100円)です。
基本的に、日本の保険の方が金額が高め(プランによるが月1万円くらい〜)ですが、補償がしっかりしているというメリットがあります。
ビザ申請費用
ビザの種類により費用は異なります。詳細は以下の通りです。
- ETA(電子入国許可登録システム。3ヶ月以内の滞在の場合):20ドル(約1,900円)
- 学生ビザ:650ドル(約6万円)
- ワーキングホリデービザ:510ドル(約47,000円)
パスポート発行費用
パスポートを持っていない場合は、発行費用もかかります。
- 有効期限が5年のパスポートは11,000円
- 有効期限が10年のパスポートは16,000円
です。その他、写真撮影代や戸籍謄本などの取得にもお金がかかります。
(参考:パスポートの申請から受領まで)
オーストラリア留学で節約する方法
ここまでで、オーストラリア留学で大体いくら用意すべきかわかったと思います。
そこで次は、オーストラリア留学でどうやって節約できるか考えてみましょう。
外食を控える
オーストラリアは、外食費用が日本と比べて1.5倍〜2倍ほど高いです。
よって外食を控えるだけでも、結構な節約になります。
学割の活用
オーストラリアでは、学生を対象とした割引を行っている機関があるので、それらをうまく利用すれば節約が可能です。
学割を利用するには学生証や学校のメールアドレスが必要になることがあります。
以下に、参考サイトを載せておきます。
【学生応援!】オーストラリアで学割が使えるサービスをまとめてみたよ
授業時間数やコースを変えてみる
語学学校で使える節約術です。授業時間数やコースを変えることで、学費の節約になります。
英語の上達に支障が出ない範囲で、学費の安いプランやコースを探してみましょう。
奨学金に申し込む
学校に通う場合、日本や海外政府・教育機関などが提供している奨学金に申し込むことをおすすめします。多くの場合、返済不要の奨学金です。(ただし倍率は高い)
早いと1年以上前に応募を締め切るものもあるので、行きたい学校が決まり次第、奨学金を探しましょう。
安いシェアハウスを探す・複数人で住む
安いシェアハウスを探したり、シェアハウスにできるだけ多くの人数で住むことも節約になります。
また、アクセスがあまり良くない郊外の部屋を探すと、家賃が抑えられる可能性が高いです。
クーポンを使って買い物する
クーポンを使って買い物をするのも節約に繋がります。
オーストラリアで使えるクーポンアプリについて、紹介したブログのリンクを貼っておくので参考にしてください。
留学エージェントの割引を活用する
実は語学学校に申し込む際に、留学エージェントを通すと、授業料が割引になることがあります。
学費を節約したい人は、オーストラリアの留学に強いエージェントに問い合わせてみましょう。
LCCや乗り継ぎ便を使う
LCCや乗り継ぎ便を使うと、相場よりも安く航空券が買える可能性があります。
- 航空券の値段比較サイトを使用して自分で安い航空券を見つける
- 格安航空券を手配してくれる旅行会社や留学エージェントに依頼する
などの方法でチケットを探しましょう。
ただし、乗り継ぎ時間が短すぎる(1時間前後など)航空券もあるため、2時間以上あるものをおすすめします。
【参考】オーストラリアの物価
最後に、オーストラリアの物価についても紹介します。
アイテム | 相場 |
---|---|
卵1パックLサイズ(12個入り) | 400円〜600円 |
とり胸肉(500グラム) | 400円〜600円 |
牛乳(1L) | 180円〜300円 |
トイレットペーパー(8ロール) | 700〜800円 |
交通費(月額) | 9,000円〜13,000円 |
カフェのコーヒー | 300円〜400円 |
外食:ラーメン | 1,100円〜1,500円 |
まとめ:オーストラリア留学の費用を知り、留学計画を具体的なものにしよう
今回は、オーストラリア留学でどんな項目に、どれくらい費用がかかるのかを解説しました。
最後にもう一度、費用に関する情報をまとめます。
これらの費用を元に、具体的な留学計画を立てましょう。
しっかりとした留学計画が立てられれば、留学生活を安心して送れますよ!
オーストラリア留学の費用についてプロの意見も聞きたい場合は、留学エージェントに頼るのがベストです。
本サイトではオーストラリア留学でおすすめの留学エージェントについても紹介しているので、気になる人はチェックしてみてくださいね。