「留学はお金がかかりそうだから自分には無理だよね・・・」と思ってしまうのは、よくあること。
ただ実際にいくらくらいかかるのか、きちんと理解せずになんとなく不安になっている人も多いのでは?
そこで今回の記事では、カナダ・ビクトリア留学で費用がいくらかかるかを解説します。
この記事を読めば、2022年のレートに基づいた留学費用に関する最新情報が得られるだけでなく、節約のコツや現地の物価もわかりますよ。
これからビクトリア留学を検討している人は、ぜひ最後まで読んでくださいね!
ビクトリア留学の費用はいくらかかる?
最初に、誰もが気になる、ビクトリア留学の費用を紹介します。
1年間にかかる留学の費用(学費を除く)
まず、学費を含めない費用を紹介します。学費を含めない理由は、どの留学タイプでも共通してかかる費用がわかるからです。
ビクトリア留学の場合、学費を除く留学費用は1年間でおよそ180万円〜300万円ほどです(レートは2022年11月5日現在のものを参考に、1カナダドル=108円で計算)。この金額に含まれるのは以下の費用です。
滞在費(家賃、水道光熱費、インターネット利用料を想定) | 100万円〜160万円 |
生活費(食費、消耗品費、通信費、交通費を想定) | 60万円〜85万円 |
航空券代(往復) | 10万円〜20万円 |
保険代 | 10万円〜25万円 |
ビザ申請費用(学生ビザの場合) | 235ドル=約25,000円 |
パスポート発行費用(有効期間が10年の場合) | 16,000円 |
- 滞在する家の種類(ホームステイ、寮、シェアハウスなど)
- 自炊をどれくらいするか
- 旅行や遊びに行くかどうか
- 航空券や保険の種類
などによっても金額が変わるので、上記の金額には幅を持たせています。
なお、交際費や旅費、趣味にかける費用などは個人差が大きいため、上記金額に含めていません。
学校に通う場合、上記に学費を足すことで、留学費用の総額が試算できます。
語学学校の学費相場
語学学校の学費は、1週間で300ドル前後が相場です。長期で通う方が、週あたりの授業料が安くなる傾向にあります。
大学の学費相場
大学の学費は、専攻によって差があります。(一般的に理系科目の方が高い)
ビクトリアのあるブリティッシュコロンビア州では、学士のプログラムの場合1年で平均33,000ドル(約356万円)かかるというデータがあります。
なお、学費は留学生(International Students)向けに設定された学費をチェックしてください。国内学生(Domestic Students)向けと留学生向けの学費があり、間違って国内学生向けの費用を参考にする人がいます。
ビクトリア留学の費用内訳
次に、ビクトリア留学の費用内訳を詳しく解説します。
費用には留学前に支払うもの、留学中に支払うものがあります。
そうやって分けておくと、いつまでにどのくらいのお金を準備すべきかわかるので便利ですよ!
まず留学前に支払うことになるのは、以下の費用です。
そして留学中に支払うことになるのは、以下の費用です。
ここからは、費用の項目ごとに解説していきます。
学費(授業料・教材費・入学申請料など)
学費には、授業料や教材費、入学時に支払う申請料が含まれます。
教材費は、学校や専攻によって違うので、 行く予定の学校に問い合わせましょう。
ノートパソコンが必要でまだ持っていない場合は、パソコンの費用もかかります。性能により値段は変わりますが、10万円〜20万円ほど見積もっておきましょう。(語学学校では使わなくても支障はないです)
入学申請料(application fee/registration fee)の相場はおよそ5千円〜3万円です。
滞在費(家賃・水道光熱費・インターネット利用料など)
滞在費は滞在する家の種類により若干異なります。
水道光熱費やインターネット費は家賃に含まれている場合と、そうでない場合があるので契約時にチェックしましょう。
ホームステイの相場は、月10万円〜13万円ほどです。食事は3食つくタイプや、食事なしなどがあるので、それによって費用が変わります。
シェアハウスの相場は、月8万円〜11万円ほどです。一般的に、ダウンタウンや駅に近い場所の家賃は高い傾向にあります。
学生寮の相場は、月9万円〜12万円ほどです。大学や語学学校附属の寮で、個室か2人部屋などから選べることが多いです。
食事付きのプランもあり、買い物に行ったり料理を作る手間を省きたい人には向いています。
なお、ホームステイや学生寮の場合、家賃とは別に申請料(アレンジ手数料)がかかります。(2万円〜4万円ほど)
生活費(食費・通信費・交通費・交際費など)
この記事では、以下の費用をまとめて生活費と定義しています。
- 食費
- 消耗品費
- 通信費
- 交通費
ビクトリアは全体的に日本より物価が高く、仮に自炊をしても日本より食費が高くなる可能性が高いです。
交通費に関しては、ビクトリアではバスを使うことになりますが、運賃は1回あたり2.5ドルです。(電車は走っていません)
一日乗り放題のワンデーパスなら5ドルで購入できます。
航空券
航空券は直行便がないので、バンクーバーやアメリカなどで乗り継ぎが必須です。
相場は往復の場合10万円〜20万円ほどですが、渡航時期や購入のタイミングによっても、金額が変わります。
保険代
保険には、
- 日本の海外旅行保険
- 現地の留学生用保険
の2種類があります。一般的に、日本の保険の方が保険料は高いものの、補償がしっかりしているというメリットがあります。現地の保険は、月5,000円ほどで入れるお得なプランがありますが、補償は限定的で、例えば携行品損害に対する補償はつかないことが多いです。
ビザ申請費用
- 学生ビザの申請には235ドル(約25,000円)かかります。(内訳:ビザ申請150ドル、バイオメトリクス85ドル※)
- ワーキングホリデービザの申請には341ドル(約37,000円)かかります。(内訳:プログラム参加費156ドル、ワークビザ申請料100ドル、バイオメトリクス85ドル※)
パスポート発行費用
パスポートを持っていない場合、発行することになりますが金額は以下の通りです。
- 有効期限が5年のパスポートは11,000円
- 有効期限が10年のパスポートは16,000円
この他に、パスポート用の写真撮影代や戸籍謄本などの取得代金がかかります。
(参考:パスポートの申請から受領まで)
ビクトリア留学で節約する方法
留学にかかる費用がわかり、
想像よりお金がかかりそうだな・・・
と驚いている人もいるのではないでしょうか。
そんな人のために、ビクトリア留学で節約する方法についても紹介しますね。
外食を減らす
ビクトリアは、外食費用が高く、日本と比べると1.5倍〜2倍ほどの金額が相場です。また、チップ(15%〜が相場)も支払う必要があります。
よって外食を減らしたり、「行ってもお酒は飲まない」など条件をつけるのが良いでしょう。
学割を活用する
ビクトリアでは、学生を対象とした割引を行っているお店などがあります。
例えば、ビクトリア大学の学生であれば、IDを提示することで割引が受けられます。
授業のコマ数やコースを変える
語学学校では、週の授業のコマ数によって授業料が変わります。そのため、コマ数を減らすことで学費をおさえることが可能です。
同じく、コースによっても金額が変わる場合があるので、コースを変えることを検討しても良いでしょう。
ただし、学習目標が達成できないのは本末転倒なので、授業数と予算のバランスはよく考えましょう。
奨学金を利用する
学校に行くなら、日本や海外政府・教育機関などが運営する奨学金プログラムに申し込める可能性があります。
年齢や参加するプログラムなどによって応募条件は異なります。1年以上前から申し込みを受け付けている奨学金もあるので、早めにリサーチを始めましょう。
低家賃のシェアハウスを探す
家賃は節約の大きな要になります。ビクトリアでは物件数が少なく家賃も高騰しているため、見つけるのが大変かもしれませんが、探してみる価値はあるでしょう。
例えば、
- 相部屋を探す
- アクセスが不便なところも探してみる
- 地下にある部屋や築年数が古い物件を選ぶ
など、どこか妥協できるポイントを決めるとお得な部屋が見つかる確率が高まりますよ。
クーポンを活用する
クーポンサイトやアプリを活用することでも、節約効果が期待できます。
誕生日の当日や誕生月限定で使える割引などもあるので、飲食店や雑貨店などのウェブサイトを調べてみましょう。
中古品を買う
古着屋や中古品販売店、Facebook Marketplaceのような個人で不用品を売買するサービスを利用することでも、節約ができます。
※Facebook Marketplaceは、生活用品や電子機器などが安く購入できるほか、シェアハウス探しにも使えます。
留学エージェントを介し学校に申し込む
留学エージェントを介して学校に申し込むと、授業料が割引になることがあります。
詳しくは、ビクトリアの留学に強いエージェントに問い合わせてみましょう。
格安航空券や乗り継ぎ便を選ぶ
格安航空券や乗り継ぎ便を選ぶことで、相場よりも安く航空券が買えることがあります。
- 航空券の値段比較サイトを見て、安い航空券を探す
- 格安航空券を扱っている旅行会社や留学エージェントに手配を頼む
などの方法があります。ただし、乗り継ぎ時間が考慮されていない航空券もあるため、最低限2時間以上の乗り継ぎ時間が確保されているものを選ぶと良いです。
【参考】ビクトリアの物価
ビクトリアの物価はいくらくらいなのかも、気になるところ。参考までに、主要な食料品や消耗品などの相場を載せておきます。
アイテム | 相場 |
---|---|
卵1パックLサイズ(12個入り) | 500円 |
とり胸肉(500グラム) | 900円〜1,000円 |
牛乳(1L) | 350円 |
トイレットペーパー(12ロール) | 900円〜1,500円 |
交通費(公共バスの場合) | 1回270円 |
カフェのコーヒー | 400円〜500円 |
外食:ラーメン(チップ込) | 1,600円〜2,000円 |
まとめ:ビクトリア留学の費用を知り、現実的な資金計画を立てよう
今回は、ビクトリア留学でどういった費用が、どれくらいかかるのかを解説しました。
まとめとして再度、費用を載せます。
今回の記事で大体の費用がわかったので、後は自分の貯金や、アルバイト収入を試算して詳細な資金計画を立てましょう。
現実的な資金計画が立てられれば、お金のことで失敗する可能性は減ります!
また、ビクトリア留学について専門家に相談がしたいと思った人は、ビクトリア留学でおすすめの留学エージェントについてもチェックしてみてください。